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MLB トップ会談4時間で合意へ前進

2020年06月19日 02:30

野球

 大リーグ機構(MLB)は17日(日本時間18日)、今季開催案として「日割り100%の年俸での7月19日(同20日)開幕、60試合制」を選手会に提示した。複数の米メディアが報じた。
 暗礁に乗り上げていた労使交渉は今シーズン中止がちらつく中、トップ会談に発展した。16日にロブ・マンフレッド・コミッショナー自ら東部ニューヨーク州から西部アリゾナ州まで移動し、選手会のトニー・クラーク専務理事と会談。1対1の話し合いは約4時間にも及び、同コミッショナーは「合意の基礎となるような枠組みをつくって終えられた」と自信を示した。

 前回案「日割り70%の年俸での72試合制」が元々の年俸の約31%を保証したのに対し、新案は約37%に上積み。選手会の89試合制案の約55%保証には届かないが、最初の提案から4度目の修正で徐々に歩み寄っている。

 選手会はツイッターで「合意報道は誤報」と投稿するなど慎重な姿勢だが、シーズン開催は共通目的。ダブルヘッダーも含め65試合程度で妥協点を見いだすとの報道もある。同コミッショナーは「各球団は前向きになってほしいし(クラーク氏が)同じことをしてくれると信じている」と期待を寄せた。

 一方、米国のコロナ禍はアリゾナやフロリダなどで収まっておらず、試合開催地を含めて本格的な感染対策も依然、課題として残る。

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