西武・内海が慕われる巨人時代からの「姿勢」

2020年09月03日 05:30

野球

西武・内海が慕われる巨人時代からの「姿勢」
移籍初勝利の内海はウイニングボールを左翼席にむけ高々と掲げる(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武4―2ロッテ ( 2020年9月2日    ZOZOマリン )】 【Hero's File】西武に移籍し、自宅から球場までは片道約1時間30分にもなった。それでも内海は誰よりも早く到着し、アーリーワークに励む。ランニングにストレッチ、強化トレーニング。全体練習前には全てが一通り終わっている。
 2軍戦で西武関係者からその話を聞いた巨人・杉内2軍投手コーチは「毎日、それを当たり前のようにやる。そういう姿を見て周りもついてくる。自分にはできない」と言う。巨人時代から続けているルーティンだった。

 タオルを首にかけ、ペットボトルを手に、まだ薄暗い東京ドームのグラウンドに現れる。午後6時試合開始でも午前11時には球場入りしていた。過去には警備員の到着前に、着いていた日もあり「球場に泊まっているんじゃないの?」と苦笑いする関係者もいた。

 そのひた向きさは、周囲を引きつけてきた。杉内コーチ、山口3軍投手コーチ、エース菅野、宮国ら。内海の姿勢から学んだ選手は数知れない。移籍後初勝利。38歳の左腕のもとに集まった選手たちの姿から、新天地でも同じように慕われていることを感じ取れた。 (遊軍・川手 達矢)

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