仙台育英出身のソフトB上林、第2の故郷・宮城へメッセージ「最高の試合をして日本一に」

2021年03月11日 19:31

野球

仙台育英出身のソフトB上林、第2の故郷・宮城へメッセージ「最高の試合をして日本一に」
<ソフトバンク練習>フリー打撃する上林(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクは、東日本大震災発生から10年がたった3月11日に動画でのメッセージを公開した。工藤公康監督(57)と宮城県の仙台育英高出身の上林誠知外野手(25)が出演して、復興を願った。
 工藤監督は、2011年6月から東北各地で被災活動や野球教室を続けて、訪れてきた市町村は30地域を越える。監督業やコロナ禍で、最近は来訪ができていないが住民の方々との再会を待ちわび、画面越しに激励した。

 「被災活動は続けていかないといけないし、あの日を忘れてはいけない。野球を通じて、あきらめないということをやってきたつもりです。皆様のことは忘れませんし、元気、勇気を与えていきたい。子どもたちに野球の楽しさを伝えていきたいです」と話した。

 上林は動画内で高校1年時の入学時からを振り返った。「進学の予定も決まっていて(高校の)入学式も5月に遅れて、移動するときにも入試の際にあった高速道路の横の景色が何も無かった。春の大会も中止になり“野球をやっていいのか?”と思ったが、それも運命と思った。野球でしか勇気、希望を与えられないと思って日本一を目指しました。頂点には立てませんでしたが、次の世代の後輩に期待したいです。復興に携わりたいですし、まだまだ物足りません。節目の年なので、元気にしたいですし、宮城県の楽天と最高の試合をして、日本一になりたいです」。第二の故郷となる宮城県に向けて、目標を交えて熱く語り続けた。

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