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甲子園2日連続の順延、3回戦翌日の休養日なしに 特別規則「準決勝→決勝」の「変則ダブルヘッダー」も

2021年08月14日 05:30

野球

甲子園2日連続の順延、3回戦翌日の休養日なしに 特別規則「準決勝→決勝」の「変則ダブルヘッダー」も
<第103回全国高等学校野球選手権大会第3日順延>降りしきる雨の中、阪神甲子園球場に向かう西野監督(中央)ら小松大谷ナイン Photo By スポニチ
 【第103回全国高校野球選手権大会 第3日 】 13日に1回戦4試合が予定されていたが、天候不良のため14年以来7年ぶりの2日連続の順延となった。今大会3度目で、3回戦翌日の休養日がなくなる。21日の3回戦から27日の決勝までの1週間で4試合をこなす日程となり、「1週間で500球」の球数制限ルールを意識した戦いを強いられる。
 今春センバツから導入された球数制限。今後の戦いで投手起用が鍵を握るのは必至だ。14日の第4試合で小松大谷(石川)と対戦する高川学園のエース・河野颯(3年)は、山口大会を1人で投げ抜いた。甲子園の室内練習場で調整し「(2日連続で甲子園で練習し)ここが甲子園なんだという雰囲気がつかめている。いい状態になっている」と登板を心待ちにしたが、勝ち上がれば球数を減らす必要が出てくる。

 14日以降も悪天候の予報。甲子園では31日にプロ野球阪神の公式戦が予定され、大幅に繰り下げるのは困難。残り2日ある休養日を減らしたり、1日の試合数を増やしたりする可能性もある。高校野球特別規則には天候などによる順延でやむを得ない場合は、準決勝、決勝の変則ダブルヘッダーの開催ができる規則もある。

 準々決勝翌日の休養日には、全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝が初めて甲子園球場で開催予定。主催者は「本当に厳しい状況」と声を落とした。

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