オリックス ドラ3・福永が強肩発動 チーム一の俊足・佐野皓の二盗阻止 打っても1安打1打点

2022年02月12日 19:29

野球

オリックス ドラ3・福永が強肩発動 チーム一の俊足・佐野皓の二盗阻止 打っても1安打1打点
オリックス・福永奨 Photo By スポニチ
 【紅白戦   紅組6ー0白組 ( 2022年2月12日    宮崎・SOKKENスタジアム )】 オリックスは宮崎キャンプ第3クール3日目の12日、2度目の紅白戦を実施。紅組の「8番・捕手」でフル出場したドラフト3位・福永奨捕手(22=国学院大)が、バットと肩で魅せた。
 ひときわ目を引いたのは「肩」だ。6回無死一塁。2番・宜保の打席で、一塁走者・佐野皓が二盗を企図したが、完璧なストライク送球で阻止した。前日には50メートル走5秒9を誇るドラフト4位・渡部を刺していたが、この日は50メートル走5秒7~8というチーム一の韋駄天の足をも封じた。本人はあくまで「誰を刺すとか関係なく、結果的に速い選手を刺せた(ということ)」と意に介さなかったが、その鉄砲肩は大きなアピールポイント。「盗塁阻止率が大事。上げていきたい」とさらに磨きをかける算段だ。

 この日は「打」でも存在感を示した。2回2死無走者。白組先発・山崎颯から左前打を放ち、“プロ初安打”をマークした。さらに5回1死満塁で迎えた第3打席では白組3番手・漆原からきっちりとレフトへ犠牲フライを打ち上げ、“プロ初打点”も記録。「徐々に慣れてきたというか、試合が終わった後の打撃もいい感じで打てた」とうなずいた。

 この日は4投手をリードして6回無失点と総合力も発揮。それでも「投手の方々の球がよかった結果」と謙そんし、「選手の特徴とか、もっと知っていきたい」と、どん欲に前を向いた。

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