東京五輪ソフトボール金メダリスト・後藤希友 選手を大事にする「情熱家」 言葉の力で有終の美を

2022年03月26日 05:30

野球

東京五輪ソフトボール金メダリスト・後藤希友 選手を大事にする「情熱家」 言葉の力で有終の美を
昨年9月、中日ー阪神戦で始球式を務めた後藤希友
 【セ・リーグ   阪神8ー10ヤクルト ( 2022年3月25日    京セラD )】 【ラストイヤー阪神・矢野監督へのエール】必ず有終の美を見届ける!今季限りでの退任を表明している阪神・矢野燿大監督(53)のラストイヤーが幕を開けた。異例のシーズンに臨む指揮官に、各界の著名人がエールを送った。第1弾は、昨年の東京五輪・ソフトボールで日本代表の金メダルに貢献したサウスポーの後藤希友(みう、21=トヨタ自動車)。
 東京五輪の決勝戦から約2カ月後の昨年9月に、矢野監督に初めてお会いしました。21日の中日―阪神戦。バンテリンドームで始球式をした際に、あいさつをしました。矢野監督を知る関係者から「選手をすごく大事にする情熱家」と聞いていたとおり、「優しい方」と感じました。今もその印象は変わりません。テレビ越しでも、選手への愛情の強さが伝わります。

 監督の言葉の力は偉大です。東京五輪の1次リーグで、日本代表の宇津木麗華監督からもらった言葉をよく覚えています。抑えに成功した後に、「ありがとう」と。簡単にほめる方ではないので、その一言が励みになって、金メダルに貢献することができました。

 矢野監督は今季限りでの退任を表明しています。選手心理としては「有終の美を飾らせてあげたい」と思うのではないでしょうか。

 初の始球式をした試合では、佐藤輝選手、退団したスアレス選手に注目していました。貴重な体験がきっかけになり、プロ野球をよく見るようになりました。テレビ番組を通じて、ヤクルトの村上選手、ソフトバンクの柳田選手、オリックスの杉本選手とも知り合いました。今季は矢野監督のラストイヤーなので、ぜひ甲子園やバンテリンドームでも観戦したいです。

 ソフトボールは大事な一年が始まります。日本リーグが衣替えをして、「JDリーグ」になります。新リーグの開幕は28日。絶対にいい成績を残したいです。(ソフトボール・トヨタレッドテリアーズ投手)

 ◇後藤 希友(ごとう・みう) 2001年(平13)3月2日生まれ、愛知県名古屋市出身の21歳。野立小4年からソフトボールを始め、春夏はソフト、秋冬はバスケットボールで活躍。年少から小6までピアノも習った。愛知・東海学園からトヨタ自動車へ進み、20年には日本リーグの新人王に輝く。20歳で迎えた21年東京五輪は、5試合に登板し、10回2/3を投げて無失点。22奪三振の活躍で金メダルを獲得。21年日本リーグMVP。1メートル74、左投げ左打ち。

おすすめテーマ

2022年03月26日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム