巨人・畠は登録抹消へ 桑田コーチ「体調面を含めて一からやり直す」 今村は「切り替えて頑張って欲しい」

2022年04月30日 19:07

野球

巨人・畠は登録抹消へ 桑田コーチ「体調面を含めて一からやり直す」 今村は「切り替えて頑張って欲しい」
<巨・神>7回、糸井に2点適時打を許し、ガックリの畠(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人3―10阪神 ( 2022年4月30日    東京D )】 巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(54)は今季初の2桁失点で大敗を喫した阪神戦後、畠世周投手(27)を登録抹消することを明かした。
 前回登板で2安打完封した新助っ人右腕・シューメーカーが来日最多の9三振を奪い、6回4安打2失点(自責1)と好投。だが、2―2で迎えた7回だった。開幕から10試合連続無失点中でチーム最多タイの7ホールドをマークしていた2番手左腕・今村がまさかの大乱調。打者8人に押し出しを含む5四球を与えて降板すると、ここで今村をリリーフした畠も押し出し四球を与えた後に適時打を許すなど、この回一挙6点を失った。8回にはイニングまたぎとなった畠が元同僚の山本に移籍後初アーチとなる2ランを許し、今季チーム初の10失点目となった。

 桑田コーチとの一問一答は以下の通り。

 ――シューメーカーは安定していた

 「さすがにちょっと完投の疲れが少し出ていたかなと思うんですけど、ストレートが少し高めにうわずっていただけで変化球は低めに集めて打ち取っていたので、さすがの投球だと思って見ていました」

 ――盗塁されたりがあった。ここは課題か

 「クイックもできるので、タイミングというか、捕手は一生懸命クイックのサインを出していたが、打者と走者に集中していたか、サインを見逃してしまったと思う。彼はクイックもできるというか、タイミング、サインを見逃さなければ盗塁も阻止できると思う」

 ――今村は

 「球威はあったけど、やはりコントロールですよね。抜ける球が多かったので、もう少し工夫をしてほしかった。抜けるならワンバン気味に意識して投げてみるとか、他の球種を投げてみるとか、ルーキーじゃないから、そういう工夫をしてみるというか、きょうの調子で何でカウントが取れてというのをもう少し早く見つけてほしかった。でもここまで今村の好投でチームを救ってきてくれていたので、きょうで悪いのを全部出したという気持ちで、切り替えて頑張って欲しいなと思います」

 ――畠は

 「畠の場合は今年は球威が出なくて、スピードが出なくて、持ち味の150キロの直球が出ないので、どうしたのかなといろんな話をやってきたが、きょうは最終回は140キロ台になったので、一度抹消して、もう一度、体調面を含めて一からやり直す形にしようと思っています」

 ――試合前練習で抹消の菅野がキャッチボールをしていた

 「思っていたよりは悪くないが、2、3日様子を見て、今後の予定を決めようとなっています」

 ――今村から畠への交代のタイミングは、もう少し工夫して立て直して欲しいの期待をこめての続投?

 「そうですね、左が続くというのもあったが、四球を出していく中で工夫していく中で立ち上がっていくというか、調子を上げていく、打者をうまく打たせて抑えていくというふうにしていかないといけないと思って続投にしたが、きょうはどうしようもなかったという結果になってしまった」

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