日本ハム・ドラ3水野 プロ19打席目で待望初安打「やっと出たなという感じです」

2022年05月06日 06:00

野球

日本ハム・ドラ3水野 プロ19打席目で待望初安打「やっと出たなという感じです」
<日・楽>5回、二塁打を放つ水野(撮影・高橋茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   日本ハム4―8楽天 ( 2022年5月5日    札幌D )】 日本ハムは楽天に同一カード3連敗を喫した中、期待のルーキーから初安打が飛び出した。「1番・遊撃」で先発出場したドラフト3位・水野が初回先頭で右前打を放つなど2安打。出場10試合目、19打席目での初安打に「ホッとしたというか。やっと出たなという感じです」。2軍暮らしで日焼けした肌と、白い歯が対照的に映った。
 「今日、1番で行くから、初球思い切って行ってこいよ」。試合前に新庄監督から伝えられた通り、相手先発・岸の141キロ外角直球を迷わず振り抜いて右前へ。続く浅間も初球140キロ直球を右翼スタンドに叩き込んだ。昨季まででプロ通算141勝を誇る右腕から、わずか2球で先制点を奪う速攻劇の呼び水となった。

 オープン戦では出場13試合で打率・323、1本塁打。球団では13年の大谷(現エンゼルス)以来、9年ぶりの新人開幕スタメンを射止めたが、8試合15打数無安打と不振を極めて4月4日に2軍落ちした。「ヒットが出ない自分に焦ってしまった」。目先の結果にこだわらず自分のスイングを取り戻し、前日4日に再登録された。

 2軍落ち後、父・伸也さん(47)の知人が東京都内で営む美容室で髪を茶色に染めた。心機一転、バットから快音が飛び出したが課題も残った。4回2死満塁で三遊間の当たりを好捕したものの、送球ミスから逆転を許した。「詰めの甘さが出た。スローイングの精度を高めていきたい」と表情を引き締め直した。(清藤 駿太)

 ≪浅間 横浜高野球部用語でコメント≫初回無死一塁で右越えの先制2号2ランを放った浅間は「(水野)達稀が“ちょば”だったので、僕も“ちょば”で行きました」とコメントした。「ちょば」は「超バッティングいい」を略した、出身の横浜高野球部用語だという。外野の精神的支柱だった近藤が負傷離脱し、空いた外野の定位置を今川、万波らと争う。猛アピールの一発となった。

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