阪神・藤浪 聖地沸かせた森との大阪桐蔭対決 159キロ直球を痛打されるも1回零封

2022年06月03日 05:30

野球

阪神・藤浪 聖地沸かせた森との大阪桐蔭対決 159キロ直球を痛打されるも1回零封
<神・西>8回、森(奥)に二塁打を打たれ苦笑いの藤浪(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神6ー1西武 ( 2022年6月2日    甲子園 )】 「大阪桐蔭対決」に球場が沸いた。5―1の8回2死。この回から登板した阪神・藤浪の前に立ちはだかったのは、1学年後輩でかつてバッテリーを組んでいた森だった。実に18年6月3日以来、2度目の対戦。初球の159キロ直球を右翼線に運ばれ二塁打とされたが、右腕はマウンドですがすがしい表情を浮かべた。
 「個人的にも楽しみたい場面だった。多分、球場にいた全員がストレート勝負を期待していたんじゃないかと。打たれましたけど、それは森のほうが上だったということで、超一流のバッターだと改めて感じた」

 プライドをかけ、真っ向勝負を楽しんだ。12年には甲子園でバッテリーを組んで春夏連覇を達成。プロでの対戦は4年ぶりで軍配は森に上がったが、結果は二の次だった。

 「真っすぐを張っているのも分かっていた。お客さんが見たいものを見せてこそプロ野球だと思うので、(直球勝負を)楽しんでくださった方がたくさんいたら、それでよかった」

 同門対決はこれだけでは終わらなかった。続く打者は11学年先輩の中村。先輩にも直球勝負で挑み、今度は158キロ直球で右飛に仕留めた。1回をきっちり無失点。交流戦ならではの見応えある攻防だった。(長谷川 凡記)

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