首位ヤクルト惨敗…村上の悪送球絡んで悪夢の1イニング12失点 サイスニードが来日最短KOで6敗目

2022年09月10日 22:18

野球

首位ヤクルト惨敗…村上の悪送球絡んで悪夢の1イニング12失点 サイスニードが来日最短KOで6敗目
<ヤ・広>3回、広島の大量点に悔しそうな表情の村上(撮影・三島 英忠) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト7ー15広島 ( 2022年9月10日    神宮 )】 首位ヤクルトは4位・広島と4時間越えの“打撃戦”を演じるも7―15と惨敗。チームトップタイ8勝のサイスニード投手(29)が来日2年目にしてまさかの最短KO。2回2/3を自己ワースト更新の9失点(自責1)と崩れ6敗目。38年ぶりの1イニング12失点など投手陣が崩壊し、連勝を逃した。
 チーム単独トップ9勝目を狙った先発サイスニードだったが、まさかの最短KO。1点リードの3回、野間、西川、松山と3連打され1―1の同点に追いつかれると、坂倉に四球を与え無死満塁から上本の詰まった当たりを三塁手の村上が本塁へ悪送球。味方の適時失策により逆転を許した。

 その後2死満塁となって先発投手の野村には右前2点適時打を浴びると、続く堂林には8号3ランを被弾。この回7点目を失ったが続投。打者一巡となりまたも野間、西川に連打されたところでようやく降板となった。

 だが代わった2番手の山本も乱調。2死一、三塁から松山に左前適時打を浴び、続く坂倉には14号3ランを被弾。さらに上本にも2者連続弾となる1号ソロを浴び、球団として1984年5月30日広島戦の4回以来38年ぶりとなる1イニング12失点。サイスニードは2回2/3を自己ワーストを更新する9失点(自責1)と炎上。先発として最短となる3回途中降板となった。

 1―12と大きくリード奪われた打線は4回に反撃。球界注目の4番・村上が無死走者なしから二塁打を放ち口火を切ると、6安打打者一巡の猛攻で一気に6点を返した。しかしリリーフ陣が6回にも3失点し、終わって見れば20安打15失点の惨敗。

 適時失策からの“名誉挽回”に燃える村上だったが、この日は1安打のみ。5打席で4打数1安打1得点1四球2三振に終わり、1985年バース(阪神)に並ぶ54号本塁打はお預けとなった。

 なお、優勝マジックの最短点灯は11日に延び、2位DeNAとの直接対決(横浜)に勝利すれば、マジックナンバー「11」が再々点灯する。

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