打率改善のヤクルト・村上 最年少3冠王&シーズン最多本塁打更新へ正念場

2022年09月27日 05:30

野球

打率改善のヤクルト・村上 最年少3冠王&シーズン最多本塁打更新へ正念場
ヤクルトの村上 Photo By スポニチ
 【Weekly Data展望】2連覇達成のヤクルトにあって、村上の存在はやはり別格だ。18年に高卒新人として入団し、2年目の19年には早くも規定打席に到達。当時19歳だったが、以降4年連続で規定打席をクリアし、欠場は今季の1試合しかない。19年からは4年連続で各年齢でのシーズン最多打点記録を更新中。本塁打も20年(20歳)を除き、今季の55号を含め3度が最多だ。20歳代までの打撃3冠部門の年齢別最多(最高)記録を見ると、同一部門で3年連続1位でも94~96年イチロー(オ=21~23歳)の打率だけ。村上がいかに若くしてハイレベルな成績を残し続けているかが分かる。
 今季は史上最年少22歳での3冠王を目指しているが、課題だった打率の改善が大きい。昨年まで打率3割以上は20年に・307で唯一記録したのみ。今季は過去になかった月間打率4割以上を6月(・410)、8月(・440)と2度。集中して安打を積み上げたことで、リーグトップの打率・322につなげている。22歳シーズンの最高打率は95年イチロー(オ)の・342だが、ヤクルトでは14年山田の・324となっており、上回る可能性がある。現在打率2位の大島(中=・317)とは5厘差。3冠王達成、そしてシーズン最多本塁打更新に向け、最後の正念場を迎える。(記録課・宮入 徹)

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