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オリ・吉田正 今年こそ日本一つかむ「借りは同じ舞台でしか返せない」まずはCS突破誓った

2022年10月04日 05:00

野球

オリ・吉田正 今年こそ日本一つかむ「借りは同じ舞台でしか返せない」まずはCS突破誓った
<オリックス祝勝会> 記念撮影をする吉田正(前列右から4人目)らオリックスナイン (撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 歴史的な逆転リーグ連覇から一夜明けた3日、オリックス・吉田正尚外野手(29)が、96年以来26年ぶりとなる日本一へ意気込みを示した。昨年の日本シリーズはヤクルトに2勝4敗。クライマックスシリーズ(CS)突破を誓い、今度こそ頂点をつかむ。また、大阪市の松井一郎市長(58)が同日、11月3日に御堂筋パレードを実施すると明言した。
 頼れる主砲は勝利の余韻に浸ることなく、すでに次戦を見据えていた。奇跡的なリーグ連覇から一夜明け。空路で仙台から帰阪した吉田正は、今度こそ日本一に輝くことを誓った。

 「連勝してCSを突破できるように頑張りたい。昨年は日本シリーズで負けてしまいましたし、その借りは同じ舞台でしか返せない。そこまで行けるように、頑張ります」

 言葉の端々から強い決意が、にじみ出た。燃える理由がある。ヤクルトとの昨季日本シリーズでは、第1戦でサヨナラ打を放ったものの、ヤクルト・中村の好リードに遭い6試合で打率・222、2打点、本塁打なし。チームも2勝4敗で敗れた。当時は右手骨折から復帰したばかりだったとはいえ、不完全燃焼に終わっただけに、雪辱を果たす構えだ。

 今季は3年連続首位打者には届かなかったが、打率・335、88打点はいずれもリーグ2位。最高出塁率・447も記録した。ソフトバンクとのし烈な優勝争いが続いた勝負どころの9月は、21試合で打率・413、7本塁打、23打点。杉本やT―岡田が軒並み不振に陥った打線をけん引し、逆転連覇の立役者となった。ポストシーズンでも主砲のフルスイングに期待がかかる。

 前夜は祝勝会を開き、選手会長の「全員で勝ーつ!」のかけ声でクラッカーを鳴らした。非公開でビールかけも実施。「みんなと喜びを分かち合えてよかった。このために頑張ったと言っても過言ではないです。ぜひ、もう一度やりたいですね」と気持ちを奮い立たせた。くしくも95、96年の前回連覇は2度目の挑戦となった96年に日本一をつかんだ。歴史よ再び。昨季届かなかった頂点へ導き、最高の「勝利の美酒」に酔う。(湯澤 涼)

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