エンゼルス・大谷 来季本塁打増への鍵は逆方向への強い打球 課題克服で「もっといい数字残る」

2022年10月07日 02:30

野球

エンゼルス・大谷 来季本塁打増への鍵は逆方向への強い打球 課題克服で「もっといい数字残る」
<アスレチックス・エンゼルス>8回、本塁打を放ったトラウトを迎える大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス2ー3アスレチックス ( 2022年10月5日    オークランド )】 「打者・大谷」は昨季から打率を1分6厘上げた一方で、本塁打は12本減少した。自己ワーストの22試合&93打席連続ノーアーチでシーズンを終えた。
 「打率は3割近く打てるイメージでいこうとシーズン前は思っていた。その中で本塁打がどれくらい出るかが一つチャレンジだった」。確率重視の新たな打撃スタイルを模索。ただ、大リーグで今季指摘された「飛ばないボール」への対応に苦慮した。「逆方向の打球に関してはボールの影響がちょっと強い。スピンの利いた打球は飛ばない印象」。逆に引っ張った打球は飛距離への影響が少ない印象だったという。

 本塁打の平均飛距離は昨季の127・1メートルから、今季は124・1メートルと3メートル減った。本塁打になりやすい打球速度と角度を組み合わせた「バレルゾーン」の打球は、昨季は78(全体1位)で今季は72(全体4位)。「飛ばないボール」の影響を最小限にとどめたが、同じ状況で62本塁打のヤンキース・ジャッジとの差は明確だった。

 今季は昨季と同じバーチ材で、型の異なる2本のバットを併用したが、最終的にはバットの先端に丸みを持たせ「くり抜き」をより深くした、振り抜きやすさを追求する22年モデルを使用。「逆方向のスピンの利いた打球がもうひと伸びできるフィジカルだったりとか、スイングの強さがあれば、もっともっといい数字が残る」。23年シーズンへ新たな課題と向き合っていく。

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