杉谷 ベルーナD恒例“いじり”に感謝も…地元西武を口撃!?「何でドラフトしてくれなかったの」

2022年10月28日 17:39

野球

杉谷 ベルーナD恒例“いじり”に感謝も…地元西武を口撃!?「何でドラフトしてくれなかったの」
会見で話す日本ハム・杉谷(撮影・高橋茂夫) Photo By スポニチ
 日本ハムの杉谷拳士内野手(31)が28日、札幌市内の球団事務所で会見を行い、今季限りで現役引退することを表明した。会見では、西武の本拠地・ベルーナドームでの試合前に“杉谷いじり”で盛り上げてくれた同球場のアナウンス担当・鈴木あずささんへの感謝も口にした。
 “杉谷いじり”のきっかけは2014年10月2日の西武―日本ハム戦。杉谷が「フリー打撃終了です、の前に“杉谷選手”と入れてください!」と頼んだことから、ユーモアと愛にあふれる鈴木さんの“いじり”が始まった。

 今季は野球に集中するため行われていなかったが、9月10日に“解禁”。フリー打撃練習中、鈴木さんが「露出の少ない数カ月、まだまだ大きな声では申し上げにくいのですが、西武池袋線の申し子(自称)が、満を持してのご降臨。ただいまポジティブオーラ全開でバッティング練習を行うファイターズのこの選手、杉谷拳士選手です。みなさま打球の行方には十分ご注意ください」とアナウンスするとスタンドからは大きな拍手が起こった。

 10月2日の最終戦では「みなさま、ご注目ください。ただいま、今シーズン最後の杉谷選手がバッティング練習を行っております」「見たいとこちらが注目すると、少々軽めのプレミア感。この先もみんなの見たいをかなえるプロ野球選手、杉谷選手の生き様に引き続きみなさまどうぞご注目ください」とアナウンス。これを受けた杉谷が打撃練習を終えると放送席に向かって一礼する場面も見られた。

 この日の会見で、鈴木さんへの思いを聞かれると「連絡先も分からないので」としつつ、「今までたくさんの素敵なお言葉ありがとうございます。今後はどういう立場になるか分からないですけど、今後とも西武ドームに行った際はごあいさつをさせていただきたい。本当にいろいろとありがとうございました」と感謝。

 練馬区出身の杉谷にとって西武のユニホームは「小さい頃から一番近くで見ていた」存在だといい、「じゃあ、何であの時ドラフトしてくれなかったの?って気持ちもあります。悔しい気持ちもあります」とジョークも。それでも「ただ、ファイターズに入りたくてテストを受けていますし、願いがかなって吉村(浩・統括本部長)さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と最後は“ファイターズ”を強調した。

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