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西武・平良&水上 25歳以下コンビの「方程式」初偉業

2022年12月18日 05:30

野球

西武・平良&水上 25歳以下コンビの「方程式」初偉業
西武・水上 Photo By スポニチ
 【データで振り返る22年12球団記録レビュー】西武は若きセットアッパーコンビが躍動した。23歳の平良が防御率1・56で1勝34ホールド、24歳の水上は防御率1・77で4勝31ホールド。2人はともに35ホールドポイント(ホールド+救援勝利)で、20年中日の祖父江、福に次ぐ史上5組目の同一チームからの同時最優秀中継ぎ投手となった。防御率1点台同士は13年巨人の山口鉄也(1・22)、マシソン(1・03)以来2度目、25歳以下コンビでは史上初めてだ。
 西武は昨季まで4年連続でチーム防御率がリーグワーストだったが、今季はリーグトップの2・75だった。救援防御率も昨季3・59から2・31と向上。6回終了時にリードしていれば49勝6敗1分けで勝率・891と高く、逆転負けはリーグ最少の23試合だった。


 特に平良の存在感は抜群で、主に登板した8回の防御率0・81は今季同回で15イニング以上投げたパの10投手の中でトップ。三振も投球回の44回1/3を大幅に上回る60個奪い、逆転は一度も許さなかった。対戦打順別成績も俊足巧打が多い1番には被打率・042、10三振と仕事をさせず、長距離砲がそろう4番は被打率・107、12三振とねじ伏せた。来季は先発に転向する。“8回の男”がどんな進化を遂げるのか。新たな挑戦に期待したい。(記録課・八田 朝尊)

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