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阪神・岡田監督の鶴の一声で決まった新スローガン「A.R.E.」 気になる呼び方は「アレ」でOK

2022年12月18日 05:15

野球

阪神・岡田監督の鶴の一声で決まった新スローガン「A.R.E.」 気になる呼び方は「アレ」でOK
来季の新スローガンを発表する阪神・岡田監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 阪神は17日、2023年のチームスローガンを発表した。岡田彰布監督(65)が優勝を意味する言葉として使用する「アレ」をヒントにした「A.R.E.」に決まった。正式な読みは「えーあーるいー」ながら、球団は虎党に「アレ」での浸透を期待。冗談のような真剣なフレーズで、18年ぶりリーグ制覇を目指す。
 10月の就任後から次々と独自色を打ち出してきた岡田監督は、23年のチームスローガンまで自分色に染めた。この日の球団発表で明らかになったのは、アルファベット3文字の「A.R.E.」。正式には「えーあーるいー」と読むが、ローマ字読みは、優勝を意味する言葉として口にしてきた「アレ」になる。新ロゴマークを見ながら、つぶやいた。

 「いくつか候補はあったけど。まあ、アレ、アレって言ってるから。語呂もいいし」

 矢野政権下では、選手、コーチ、球団職員が案を持ち寄り、その中からスローガンを決めてきた。今回は岡田監督と球団で決定。担当した営業部企画興行担当課長の阪本三千男氏(50)は、「何十個の案の中から絞り込んだ」と振り返る。その一つ、「A.R.E.」に手応えを感じつつも、日本一になった85年の主力にして、05年に優勝に導いた名監督をイジることにならないか、心配があった。恐る恐る出したところ、驚くことに、すんなり受け入れられたという。「おーん。これでいこう」。鶴の一声で決まった。

 それぞれのアルファベットには狙いがある。Aは、目標へ向かう意味の「Aim(エイム)」。Rは野球や諸先輩に対する敬意の「Respect(リスペクト)」。Eは個々のパワーアップを指す「Empower(エンパワー)」とした。単語の選定にも指揮官がかかわった。

 「いろいろ考えて。いくつかある中から、AとRとEで、いい言葉を選んだ」

 関西の球団らしいユーモアあふれたフレーズ。虎党は、堅苦しく正式名称で呼ぶ必要はなく、球団は「アレでいい」と呼びかけた。

 岡田監督は「1年間はね、こういう言葉が選手の口からも出ると思うけど。これに向かって、頑張りたい」と言霊を期待する。スローガンのもと、選手もファンも一体に――。18年ぶりアレへの機運が高まりそうだ。(倉世古 洋平)

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