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日本ハム2年目の水野 適時三塁打→2ランで猛アピール 支えてくれる妻のためにも定位置を

2023年02月20日 06:00

野球

日本ハム2年目の水野 適時三塁打→2ランで猛アピール 支えてくれる妻のためにも定位置を
<日・楽>8回、2ランを放つ水野(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【練習試合   日本ハム8-4楽天 ( 2023年2月19日    名護 )】 二遊間のレギュラー争いに名乗りを上げた。日本ハム・水野達稀内野手(22)が途中出場し、1本塁打を含む2安打3打点をマーク。今キャンプでは自身初の1軍での対外試合出場で強烈なインパクトを残した。
 カウントは打者有利の2―1。水野は、自らを相手投手に置き換えて考えた。「次は(ストライクを)取りたいだろう。自分だったらそうする」。狙い通り、甘く入ったカットボールを仕留めた。

 「今季1号」は5―4の8回2死一塁で、右翼芝生席に運ぶ2ランだ。6回の守備から途中出場し、7回1死一塁の第1打席でも中越えの適時三塁打を放った。昨季よりも早めにタイミングを取るように変え、2安打3打点と結果を残した。二塁のレギュラー筆頭候補・石井に加え、二塁と遊撃を守るドラフト5位・奈良間(立正大)は同学年。「同じタイプの奈良間が入ってきたので刺激になるし、“やってやるぞ”という気持ちになる」と鼻息を荒くする。

 ライバルの存在だけでなく、生涯の伴侶を得たことも頑張る理由だ。昨年12月に同じ香川出身で、丸亀城西高の同級生と結婚。栄養士の資格を持ち、食事面でも支えてくれる妻の料理で好きなメニューを「肉じゃがですね」と照れ笑いを浮かべて明かした。キャンプ期間中はLINEで連絡を取っており「自分だけの仕事じゃなくなった。支えてくれている分、結果で恩返ししたい」と責任感を口にする。

 昨季は開幕スタメンを勝ち取るも、右すねの疲労骨折による離脱などもあって21試合で打率・122に終わった。今季は2軍キャンプでスタートし、厳しい立場に置かれていることは分かっているが「結果が出せたことは絶対、今後に生きてくる。少ないチャンスをものにするしかない」。勝負の2年目。開幕1軍へアピールを続ける。(田中 健人)

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