【センバツ】4年ぶり全選手参加で開会式 高松商・横井主将宣誓「全ての方に恩返しを」

2023年03月18日 11:17

野球

【センバツ】4年ぶり全選手参加で開会式 高松商・横井主将宣誓「全ての方に恩返しを」
開会式のリハーサル(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【第95回選抜高校野球大会 ( 2023年3月18日    甲子園 )】 第95回選抜高校野球大会(甲子園、14日間)が18日に開幕した。天候不良のため、開始時間が午前9時から1時間30分遅れての午前10時30分からとなった。
 昨春の開会式は初日に出場する6校のみでの入場行進だったが、今回は19年夏以来4年ぶりに全選手が参加。西武、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男である慶応(神奈川)・勝児(2年)らが力強く行進し、昨春王者の大阪桐蔭(大阪)・前田悠伍主将(3年)は、チームを代表して優勝旗を返還した。

 選手宣誓は高松商(香川)主将・横井亮太(3年)が務め、「甲子園に声を出しての応援が戻ってきます。野球ができること、それを応援してもらえることが当たり前ではないと、大変ありがたいことだと感じています。全ての方への感謝の気持ちでいっぱいです」とコロナ下の経験を踏まえ、支えてくれた周囲への感謝を込めた。そして、世界情勢にも触れながら「勇気や感動を届けることで、支えてくださる全ての方に恩返しをしたいと思います」と力強く宣誓した。以下は選手宣誓の要旨。

 「宣誓。たった一球の白球を私たち高校球児が追いかけ始めてから、憧れのこの舞台に立つまでに、たくさんの支えや応援がありました。制約がかかる中で多くの方々が努力をして、私たちが全力で野球ができる環境をつくってくださいました。

 そしてこの春、甲子園に声を出しての応援が戻ってきます。野球ができること、それを応援してもらえることは、当たり前ではなく、大変ありがたいことだと感じています。さまざまな制限のあった生活も徐々に終わりを迎えつつあります。

 一方で戦争、紛争、そして災害。私たちが野球に打ち込んでこられたように、すべての若者が希望を持ち、夢を追いかけられる平和な世の中となるよう願わずにはいられません。

 そして、私たち高校球児は、仲間を信じ、一枚岩となって全身全霊でプレーし、勇気や感動を届けることで支えてくださる全ての方に恩返しをしたいと思います。この聖地、甲子園で全高校球児が一球に魂を込め、正々堂々、戦い抜くことを誓います。令和5年3月18日、香川県立高松商業高校主将・横井亮太」

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