大瀬良離脱のチームを救うぞ 広島・森下4日DeNA戦で復帰へ 右肘違和感から復活「結果で表現したい」

2023年05月02日 06:00

野球

大瀬良離脱のチームを救うぞ 広島・森下4日DeNA戦で復帰へ 右肘違和感から復活「結果で表現したい」
右肘手術から戦列復帰し、予定される4日のDeNA戦先発に向けて本拠地で調整する広島・森下 Photo By スポニチ
 広島の森下暢仁投手(25)が4日のDeNA戦(横浜)で戦列に復帰し、先発する見通しとなった。昨年10月の右肘手術から約7カ月。1日は遠征出発前にマツダスタジアムで先発陣と汗を流し「結果が全て。結果で表現したい」と意気込んだ。左大腿裏の炎症で離脱した大瀬良と入れ替わりでの昇格。首位を走る敵の勢いを止める快投に期待だ。
 4月29日から1軍の投手指名練習に合流して3日目。森下は横浜遠征出発前に本拠地で九里とキャッチボールし、外野をランニングするなどして出陣に備えた。待望の復帰登板は4日のDeNA戦。求められるものは分かっている。

 「もう結果が全てだと思うので。いいリズムをつくり、与えられた場所で結果を残したいなと思います」

 新井監督の「万全を期して」という方針のもと、術後は春季キャンプから慎重に復帰への過程を歩んだ。実戦形式のフリー打撃に登板した3月上旬に右肘の違和感を訴え、開幕ローテーション入りは白紙に。初の2軍生活では収穫もあった。

 「モチベーションを持ち、意識高くやっている選手の話を聞くことができた。いろんな話ができてよかった」

 実戦復帰となった3月24日のオリックス戦を皮切りに、ウエスタン・リーグで5試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率2・50。前回4月27日の阪神戦で4回0/3を4安打1失点に抑え、昇格へのGOサインが出た。この間も1軍の試合はチェックしていたという。

 「試合は見ていました。先発陣の状態が良かったので、しっかり準備して呼ばれるのを待とう、2軍でも結果を残して待っておこうという気持ちでした」

 主戦の大瀬良が左大腿裏の炎症で27日に戦線離脱。この日は、守護神・栗林までもが右足内転筋の張りで出場選手登録を外れた。そうした苦境で復帰する森下に、新井監督は「彼自身への期待が大きい分、万全に治ってからというふうに思っていたので楽しみにしたい」と心待ちにする。

 「新井監督やコーチの方々、トレーナー。多くの人が動いてくださり、投げる環境をつくってもらった。ここで(1軍に)上がり、結果を残してみせるしか(感謝の気持ちを)表現する方法はない。結果で表現したいと思います」

 森下は10回にわたって「結果」という言葉を口にした。その2文字が、復帰先発に懸ける思いを示している。

 【経過】▽22年10月26日 群馬県館林市内の病院で右肘のクリーニング手術を受ける。

 ▽23年2月2日 宮崎・日南での1軍キャンプ2日目、手術後初のブルペン入り。捕手を立たせてキャッチボールでフォームを確認。

 ▽同27日 手術後初のシート打撃登板。打者8人に全球種織り交ぜ27球。被安打3ながら、直球は最速145キロ。

 ▽3月24日 ウエスタン・リーグのオリックス戦(由宇)で実戦復帰して8回の1イニングを1安打無失点。わずか7球で終える。

 ▽4月12日 ウエスタンのソフトバンク戦(由宇)で復帰後初先発して5回81球を投げ、4安打2失点で勝利投手。

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