阪神・岡田監督流でハッパ「青柳は見ものやで」 調整中に若手が好投 中日戦先発でエース真価証明や

2023年05月02日 05:15

野球

阪神・岡田監督流でハッパ「青柳は見ものやで」 調整中に若手が好投 中日戦先発でエース真価証明や
グラウンドに落ちていたゴミを拾いながらランニングを行う(左から)伊藤将、大竹、青柳(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 阪神・岡田監督が、2日の中日戦(甲子園)に“復肩”をかけて先発する青柳に、独特の言い回しでハッパをかけた。
 「(前回登板で打たれた)青柳、西(勇)がどんなピッチングするかやなぁ。見ものやで」

 エースは直近2試合連続で早期降板。前回4月21日の中日戦は2回2/3を4失点とプロ最短でのKOとなった。指揮官は開幕投手も託した右腕をローテーションの中心に据える考えは今も変わらない。西純、才木らの若手は不調とみればすぐに降格させたが、背負う責任、立場が違う。

 「そら違うよ、あいつは。ずっと一年間(ローテーションを)守ってきたんやから。見ものやで」。雨天中止の影響で先発順が再編され一度登板を飛ばした背番号17には中10日の調整期間を与えた。この措置に関しても監督は「一回飛ばした場所で大竹が完封(無失点投球)しとるんやから。それをどんな気持ちで投げるかよな。見ものや、明日は」と奮起に期待。合計3度も「見ものや」と口にし、エースのプライドを刺激した。

 真価の問われるマウンドに上がる青柳は、甲子園での指名練習で最終調整。「見ものや」を含めた指揮官の言葉には「あれだけひどいピッチングを2回続けても投げさせてもらえるということは期待されていると思うので、応えられるように」と表情を引き締めた。

 「結果が全て。それができなければ自分なりに頑張っただけで、結果的に良ければ10日間やってきたことが分かるかなと思う」

 フォーム修正、映像での課題の洗い出しなど復調へ懸命に取り組んできた。前日に鳴尾浜でブルペン入りし「前回(中日戦)のひどかった時に比べたら感覚的には良かった」と手応えもある。

 「経験のあるピッチャーがこのまま低迷したら良くない。若手が頑張ってくれている中でチームを引っ張っていけるように」。正念場であることは間違いない。(遠藤 礼)

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