【大谷翔平 語る(2)】「僕は全然、後払いでいいです」「欠かせなかったと言われる存在に」

2023年12月15日 09:26

野球

【大谷翔平 語る(2)】「僕は全然、後払いでいいです」「欠かせなかったと言われる存在に」
入団会見でメディアからの質問に和やかな表情で答える大谷翔平(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 ドジャースと10年契約を結んだ大谷翔平投手(29)が14日(日本時間15日)、本拠地ロサンゼルスのドジャースタジアムで約35分の入団会見を行った。
 大谷が報道陣の取材に応じるのは10勝目を挙げた8月9日(同10日)以来、約4か月ぶり。会見場には日米だけでなく台湾のメディアも訪れるなど約150人の報道陣が集結。全米のみならず、世界中の注目を集めた。

 【大谷翔平 語る(2)】

 ──最終的にいつ決めたか。決め手は

 「発表した前の晩ですかね。決断理由はこれが1つというわけではなく、全ての球団と話をして、どの球団も素晴らしかった。ただ、何球団誘いをいただいても『イエス』と答えられる球団は1つしかないので。そこに対して、自分が最終的ここでプレーしたいという気持ちに、素直に従った結果かなという感じ」

 ――報道陣の数について
 「うれしく思うと同時に、報道陣の方しか今日はいないと聞いていて、予想より多くてビックリしています」

 ――2回目の肘手術、TJとは言っていないが、その理由

 「最初の段階でどういう手術になるのか決めないといけなかった。発表の段階で決まっていなかったのが一番かなと思う」

 ――2回目のTJは事実なのか
 「そうですね、ただ術式が前回と違うので。そこをどう表現するのか、僕は専門外なところではあるので、そこはドクターの方が詳しい」

 ――契約の形態、これはショウヘイのアイデア、他のチームも?
 「もともと後払いはどの選手も大型契約につくものではある。そのパーセンテージは選手に一任するところではありますし。そこを含めて自分が今、受け取れる金額を我慢してペイロールに柔軟性を持たせられるのであれば、僕は全然、後払いでいいですというのが始まり。(他球団は)他の選手の交渉している最中なので具体的な球団名、交渉内容はこの場で言うことはできない」

 ――勝つことの優先順位は
 「僕自身の優先順位は、契約形態から分かるように一番上のところ。野球選手としてあとどれくらいできるか誰も分からない。勝つことが僕にとって今、一番大事なこと」

 ――何チームで悩み、決断の決め手は
 「何球団か言っていいのか分からないので、そこは差し控えさせていただく。心に残っている言葉として、ウォルターさんも含めて、ドジャースが経験してきたこの10年間を彼らはまったく成功とは思っていないということはおっしゃられていた。それだけ勝ちたいという意志が強いんだなということは心に残った」

 ――勝利への明確なビジョン、大切なものとは
 「一番大事なのは全員が勝ちに、同じ方向を向いているのが大事だと思う。オーナーグループ、フロント、チームメート、ファン、みんながそこに向かっているのが大事」

 ──ドジャースで世界一の選手になる、どういう選手像をイメージしているか
 「まず優勝することを目指しながら、欠かせなかったと言われる存在になりたい。そういう期待を込めた契約だと思う、期待に応えられるように全力で頑張っていきたい」=(3)につづく=

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