ドジャース・大谷翔平 二刀流「不安はあった」 逆風の中で不屈貫き「応援してもらえることがうれしい」

2023年12月15日 20:38

野球

ドジャース・大谷翔平 二刀流「不安はあった」 逆風の中で不屈貫き「応援してもらえることがうれしい」
ディップ株式会社の代表取締役兼CEO冨田英揮氏(右)と対談する大谷(同社提供) Photo By 提供写真
 人材サービス事業大手のディップ株式会社は15日、ブランドアンバサダーにドジャースの大谷翔平投手(29)が就任したと発表した。
 同社は求人情報サイト「バイトル」「バイトル NEXT」「バイトル PRO」「はたらこねっと」などを運営。求人サービスのスローガン「夢を叶える仕事に出会おう。」をテーマにしたCMに大谷が出演する。

 大谷は同社の代表取締役兼CEO・冨田英揮氏と動画で対談。二刀流について語った。

 「人生を変えたアイデア」を聞かれ、「僕発信のアイデアかと言われたらそうではないというか…投打ともにやっていくという提案はファイターズとのミーティングの中で。僕にもそういう発想がなかったですし、やらせてもらえる環境はないと思っていたのでそういう考えを除外していたんですけど、新しく提案してもらって、自分の中でやってみたいっていう気持ちもありました」と花巻東から日本ハムに入団するまでの過程で二刀流を提案されたことを回想。

 「やりたいことと、やってみることは大きな違いだと思う。自分の中でやりたいという気持ちがありつつも、厳しいんじゃないかとか。プロ野球のレベルの高さとか一つやるにしても難しいことではあるので。どっちもできるかなという不安はありましたけど、それよりもやってみたいなっていう気持ちが勝ったので。サポートもありましたし、周りの環境も全てが運が良かったなと思っています」と語った。

 続けて、「あきらめない気持ち」についても聞かれると、「ゲーム自体でも最後まであきらめずに戦うことでチャンスが生まれるということもそうですし。僕なんかもけっこう、できないだろうと言われていたので」と二刀流に否定的な目を向けられる逆風の中であきらめない思いを持ち続けていたと吐露。

 「自分ができると思ってるので、それはしょうがないこと。周りから見ればできないと思われてもしょうがないとは思ってましたけど。見てもらえさえすればわかってもらえる。プロなので、結果を出せば応援してくれるし、考え方も変えてくれるのかなと思ったので。自分の成績一つで変えていける、頑張っていきたいなっていう気持ちでした」と述べた。

 それを踏まえ、「プレッシャーはなくはない。ないと言ったらウソになりますけど…単純に応援してもらってうれしい。元がそういう状況だっただけに、100%応援してもらえることがうれしいっていうのがあるので。期待されるプレッシャーもあるけど、ありがたいなっていう方が大きい」と二刀流がようやく認知されたことに手ごたえ。

 また自身の性格として「けっこう自分勝手な事というか。野球をここまでやってきたのは僕自身。何か言われても、僕がやってきたことだからって言って済んでしまう性格をしているので。そういうのも楽観的な部分もあって、自分の性格もプラスの方だったなと思うところもある。ポジティブな方が今は大きい」とも語った。
 

おすすめテーマ

2023年12月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム