オリックス・ドラ1の大型遊撃手、横山聖が明るい未来を予感させるスタート「積み重ねていく」

2024年04月27日 05:45

野球

オリックス・ドラ1の大型遊撃手、横山聖が明るい未来を予感させるスタート「積み重ねていく」
オリックス・横山聖 Photo By スポニチ
 【オリたちネクストブレーク候補】オリックスのドラフト1位が明るい未来を予感させるスタートを切った。横山聖哉内野手(18)は26日までにウエスタン・リーグ10試合に出場。規定未満ながら打率・324、4打点など打撃センスをいかんなく発揮している。
 「素直にバットが出せている。逆方向に強い打球を打てるときは、良いときなので」

 右足の状態が思わしくなく開幕には出遅れ、12日の中日戦で初出場。翌13日には昨年3月WBCで侍ジャパンの一員だった中日・高橋宏から満塁の走者を一掃する決勝二塁打を中堅へ放った。20日の再戦でも2安打。「経験的にはすごくいいものが得られたし、すごい球も見られた」とうなずきつつ、「スゴい投手ですけど、入りから意識してしまったら、自分が下になってしまう。そこはフラットにやれた」と物おじしない強心臓も魅力の一つだ。

 1軍の試合もチェック。「スゴい打者が並んでいて、打てていない時でもしっかり守れている。メリハリがしっかりしている」と学びを得ている。「打撃、打撃となってしまうと、考え込んでしまう。守備をしっかりできれば、打撃もおのずと結果がついてくる」。守備からリズムをつくるのはプロ入り前から意識している点だ。

 近年の球団では紅林や来田、池田ら高卒野手が1年目から1軍デビュー。次代を担う大型内野手として期待され、「まだまだ打席数は少ないですし、積み重ねていくところ。最終段階でも、しっかり率を残して終われるように。そこをクリアできれば、1軍でもチャンスはあると思うので、焦らずにやっていきたい」と掲げた。 (阪井 日向)

 ◇横山 聖哉(よこやま・せいや)2005年(平17)10月28日生まれ、長野県上田市出身の18歳。上田南小2年で少年硬式野球・上田リーグ入団。上田四中で水泳部に所属しながら上田リトルシニアで活躍。上田西では1年春からベンチ入り。3年夏に甲子園出場。1メートル81、86キロ。右投げ左打ち。

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