今永昇太 石井一久、田中将大と並ぶ日本投手最長開幕6連勝へ 4回まで無失点投球 マー君恩師も高評価

2024年05月08日 08:45

野球

今永昇太 石井一久、田中将大と並ぶ日本投手最長開幕6連勝へ 4回まで無失点投球 マー君恩師も高評価
カブス・今永 Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   カブス―パドレス ( 2024年5月7日    シカゴ )】 カブスの今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠でのパドレス戦に今季7度目の先発。2002年石井一久(ドジャース)、2014年田中将大(ヤンキース、現楽天)に並ぶ、日本投手最長の開幕6連勝を狙い、4回まで無失点と好投を見せた。
 初回は1死後に2番フェルナンド・タティスに今季5個目の四球を与えて走者を背負ったが、その後は冷静な投球。ジェーク・クロネンワースを左飛に打ち取ると、4番マニー・マチャドは93マイル(約149.6キロ)直球で空振り三振に仕留めた。

 2回は1死後に6番ドノバン・ソラノにこの試合初安打となる左前打を許したが、後続を打ち取ってこの回も無失点で切り抜けた。3回はこの試合初めて3者凡退に抑え、3回から4回にかけて3者連続三振を奪うなどテンポを取り戻した。

 この試合の中継は田中将大のヤンキース時代の恩師でもあるジョー・ジラルディ氏。ここまで防御率0.78と抜群の安定感を見せている今永について「日本から来てすぐに成功を収めてとても驚いている。スプリットがいろんな落ち方をするのが興味深い。そして、フィニッシュの姿勢が好きだ」と好意的に評論。4回にマチャドをスプリットで三振に取った際には「(直前に投げた)直球が効果的だった」と分析した。

 メジャー1年目の今永は開幕から絶好調で、ここまで6試合に登板して負けなしの5連勝、防御率0・78。ここまで5勝はトップと1勝差のメジャー全体で3位タイだ。3、4月の月間最優秀新人にも選出された。

 この活躍ぶりに評価は米国でも急上昇で、大リーグ公式サイトの新人王模擬投票で1位に選出。各球団幹部によるアンケート「今オフ最高のFA契約」でも最多得票だった。

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