×

かずさマジック・渡辺俊介監督 マジック連発!?9回2点差から全員でつかんだ逆転劇

2024年07月22日 05:15

野球

かずさマジック・渡辺俊介監督 マジック連発!?9回2点差から全員でつかんだ逆転劇
<JFE東日本・日本製鉄かずさマジック>9回、佐藤の適時二塁打で生還した奈良原を迎える日本製鉄かずさマジック・渡辺監督(撮影・五島 佑一郎) Photo By スポニチ
 【第95回都市対抗野球第3日1回戦   日本製鉄かずさマジック6-5JFE東日本 ( 2024年7月21日    東京D )】 1回戦3試合が行われ、日本製鉄かずさマジック(君津市)が土壇場の9回に3点を奪い、JFE東日本(千葉市)に6―5で逆転勝ちした。初戦から千葉県勢同士の対戦となる中、最後は連続適時内野安打での決着となった。SUBARU(太田市)は昨年と同じ顔合わせとなったJFE西日本(福山市・倉敷市)との初戦を4―3で制し、東京ガス(東京都)はミキハウス(八尾市)を5―2で下した。
 まるでチーム名の「マジック」がかかったようだ。土壇場のミラクル逆転劇。最後の最後に“ドームの女神”が日本製鉄かずさマジックにほほ笑んだ。

 「逆転できる雰囲気はベンチに最後まであった。みんなが信じていたものが、執念が出た」。元ロッテのサブマリン、渡辺俊介監督はそう言った。20年の監督就任から都市対抗2勝目は、改めて野球の怖さと面白さを感じる1勝だった。

 3―5の9回だ。連続四球の1死一、二塁から代打・佐藤虹が三塁線を破る適時二塁打で1点差。2死後に1番・片岡の高く弾んだ打球が三塁内野安打となって追いつき、続く戸堀の投前のボテボテの一打が逆転の内野安打となった。「ずっと逆転できる雰囲気があって、諦めない心が誰一人欠けることはなかった」。何かが起きる――。戸堀はそう感じていたという。

 君津市と千葉市の千葉県同士の対戦。互いを知り尽くす中、渡辺監督は「最初から全力で出し惜しみしないという意地のぶつかり合いで、ギリギリうちが逆転した。全員でつかんだ勝利」と目を細めた。わずかに勝った意地が土壇場で生んだ連続適時内野安打。女神を背に「マジック」進撃が始まった。(秋村 誠人)

 ▼JFE東日本・落合成紀監督(9回に本定が3失点で逆転され)本定のおかげで東京ドームに来られた。仕方ない。勝ち切る力をつけていきたい。

おすすめテーマ

2024年07月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム