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ソフトバンク・山川 球宴で“キング交流”だ 打撃論交わし巻き返しのヒント探る

2024年07月23日 05:00

野球

ソフトバンク・山川 球宴で“キング交流”だ 打撃論交わし巻き返しのヒント探る
ソフトバンク・山川  (撮影・成瀬 徹)   Photo By スポニチ
 2年ぶりにオールスターに出場するソフトバンクの山川穂高内野手(32)が“キング交流”を図り後半戦の本塁打量産を目指す。ここまでリーグトップの14本塁打を放っているものの、思い描くような打撃ができていない。両リーグを通じて投高打低が顕著な中で、ヤクルト・村上、巨人・岡本和といった本塁打王経験者と打撃論を交わし、巻き返しのヒントを探るつもりだ。
 必ず取り戻す――。山川は前半戦を終え打率・219、14本塁打、53打点。パ・リーグ単独1位の本塁打を放っているものの、6、7月は2本塁打にとどまるなど思い描く打撃ができず苦しんでいる。
 「ホームランは通算でも3、4試合に1発は打っている。ペースが遅いのには何か原因がある。原因が見つかったかなと試合に臨んでも、続かないというのが現状なので。このままの成績というわけにはいかない。後半巻き返すために(中断の)4日間でバチッと(きっかけを)つかみたい」と力を込めた。

 2年ぶり5回目のオールスターでも試合は試合でしっかり楽しみつつ、復調に向け最善を尽くしていく。ライバルとしてリスペクトしているスラッガーとの会話を通じて本塁打量産に向けたヒントも探っていくという。ヤクルト・村上、巨人・岡本和。いずれも本塁打王に輝いた実績を誇るセ・リーグを代表する大砲の名前を挙げて次のように続けた。

 「残り56試合に臨むための一貫した何かというのは、この期間に見つけないといけない。今年はどうしてもみんなホームランが減ってるところもある。そこについてだったり、村上は最近(2戦連続で)打ちましたよね。どういう意識なのかとか、聞きたいなと思っています」

 球界全体で投高打低の傾向は顕著。両リーグを通じて3割打者は4人しかいない。本塁打数も減少傾向。そこは認めざるを得ないが、本塁打を追い求めてきた大砲として屈するつもりはない。

 「投手は凄く(レベルが)上がりましたよね。防御率1点台の投手も多いし、(守備の)ポジショニングだったりもある。でも、僕らはそれに対応して越えていかないといけない。頑張るしかないです」

 岡本和、村上ともに出場するホームランダービーには、西武・中村の代替で出場。24日の第2戦で中日・細川と対戦し、初戴冠を狙う。球宴でもきっかけを模索し、26日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)から始まる後半戦での大爆発へ、模索を続けていく。(木下 大一)

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