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滋賀学園が2年連続決勝進出 プロ注目遊撃手の岩井天史が今大会初登板で144キロ

2024年07月25日 12:57

野球

滋賀学園が2年連続決勝進出 プロ注目遊撃手の岩井天史が今大会初登板で144キロ
<草津・滋賀学園>滋賀学園・岩井は7回から登板して1回無失点 Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権滋賀大会 準決勝   滋賀学園9ー2草津 ( 2024年7月25日    マイネットスタジアム皇子山 )】 滋賀学園が7回コールド勝ちで昨年に続いて決勝戦に駒を進めた。プロ注目の岩井天史(てんすけ=3年)は「3番・遊撃」で先発し、3打数2安打1打点。7点優勢の7回からは今大会初登板を果たし、自己最速へあと1キロに迫る144キロをマークした。
 「1球、投げた時からどよめいてプレッシャーに感じてしまって。自分の本来のピッチングができなかった」

 背番号6が投球練習を始めると、すぐにスタンドが沸いた。電光掲示板の球速表示は「144」。思わぬ大歓声に浮き足だった岩井は制球が定まらず、2四球と安打で無死満塁を招いた。

 「内野手が集まって、しっかり背中を叩いてくれたので自信になりました」

 伝令で落ち着きを取り戻すと、幕切れは劇的だった。1ストライクからの2球目は二塁手への痛烈なライナー。飛び出した二塁走者がアウトになり、遊撃手から一塁手へ転送され一塁走者も戻れずにアウト。「4―6―3」のトリプルプレーで試合終了となったが、一瞬の出来事にスタンドには何が起こったかわからないといった空気が流れた。

 27日の決勝戦を前に、マウンドを経験できたことはプラスだ。
 「投げられたことに関しては大きな経験ですし、どよめきも忘れないので、もう動じないかなって思います。チーム一丸となって、勢いで倒しに行きたい」

 昨年は1点差で敗れた決勝の舞台に戻ってきた。自身初の甲子園出場まであと1勝だ。

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