阪神・井上の妻・春華さん独占手記 プロ5年目で初の本塁打「感動して涙が出ました」

2024年08月29日 05:15

野球

阪神・井上の妻・春華さん独占手記 プロ5年目で初の本塁打「感動して涙が出ました」
<D・神>6回、プロ初本塁打を放った阪神・井上(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2ー3DeNA ( 2024年8月28日    横浜 )】 プロ5年目で初本塁打を放った阪神・井上広大外野手(23)の妻・春華(はるか)さん(25)がスポニチ本紙に独占手記を寄せた。“和製大砲”として周囲から大きな期待をかけられ、苦悩していた姿や知られざる秘話も交えながら、夫を祝福した。
 娘とテレビ観戦していましたが、感動して涙が出ました。しばらく震えが止まらず、本当かな?と思って何回も映像を見直しました。今はただ、おめでとうという気持ちです。

 プロ初本塁打までにいろいろなことがありました。交際中だった21年の8月20日の走塁中に右足脛骨(けいこつ)を骨折した直後には、泣きながら電話がかかってきたこともありました。昨年は不調が長く続いて鳴尾浜で2軍戦を終えて自宅に帰ってくるころはちょうど1軍のナイター試合の開始時間。今までは、あまりテレビで野球中継を見ることはありませんでした。

 それが今年は夫から「テレビをつけて」と言われることが多くなりました。「このカウントで次はこのボールを投げてくる」とか、他球団の試合も見て独り言を言っています。私も中学の時はソフトボール、大学生のころは草野球に参加もしていたので野球は大好きです。夫は自宅では娘の世話をしながらiPadで自分の打席の映像をずっと見ています。打てなかった日や調子が悪い時はトイレにまでiPadを持ち込んで、ずっとチェックしているので調子の悪いときは分かりやすいですね。

 私にできることは、食事面のサポートです。集中力が増す大豆料理や鉄分なども意識して作るようにしています。2軍にいる時は午前6時過ぎには自宅を出るので、夫が好きなウインナーを刻んだおにぎり2個が定番。元々料理は得意ではありませんでしたが、今は栄養学を勉強していて、少しでも支えになればいいなと。好き嫌いが多いので少し大変ですが、増減の激しい体重も安定しているのでホッとしています。

 野球を離れると凄くいいパパです。家事は野球に集中してほしい気持ちもあって私が全てやると決めています。それでも気がついたら娘に食事させていたり、本当に助かっています。娘にふざけて変なことばっかり教えることはやめてほしいですけど…(笑い)。

 プロ初本塁打で、ようやくスタートラインに立てたと思っています。まだまだプロ野球選手としての始まりに過ぎないですが、周りの方々のサポートがあっての一本。今後も、娘と全力で夫をサポートしていきます。(井上 春華)

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