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【九州六大学野球】福岡大が逆転で3季連続優勝 2年生左腕・楠井が力投

2024年09月30日 06:00

野球

【九州六大学野球】福岡大が逆転で3季連続優勝 2年生左腕・楠井が力投
<北九大・福岡大>3季連続優勝を決めた福岡大はマウンド付近で歓喜の輪を作る Photo By スポニチ
 【九州六大学野球最終週 ( 2024年9月29日    桧原 )】 福岡大が逆転で3季連続63回目の優勝を決めた。同率首位で並んでいた西南大が九大に連敗し、福岡大は2年生左腕・楠井悠太が6回0/3を2失点、11三振を奪う力投で、北九大を3―2で下し7勝3敗で終了。6勝4敗の西南大を上回った。福岡大は第5週まで単独首位だった西南大を最終週で逆転した。
 かすかな光を追いかけた福岡大が逆転で優勝を果たした。「先発の楠井がよくしのいでくれた。7回途中まで2失点は立派」と堀壮太監督は巡ってきたチャンスをつかんだ2年生左腕を称えた。

 第4週まで首位の西南大とは1勝差。23、24日の直接対決は1勝1敗に終わり差は縮まらなかった。それでも「可能性がある限りあきらめない」と指揮官も追撃の手綱を緩めなかった。そんな執念が通じたのか。西南大が九大にまさかの連敗。転がり込んだ絶好機に楠井が「新しく覚えたカットボールで投球の幅が広がった。今日は試合途中で体が突っ込むのを修正できた」と7回1死まで11三振。2失点に北九大を抑えて見せた。

 ただ大混戦となった中で「3敗したということは課題もある」と堀監督は反省。楠井の台頭もあるが春6勝のエース、朝吹拓海が3勝止まりで投手陣には不安がのぞく。それだけに「しっかり調整し鍛え直して臨みたい」。神宮大会につながる九州大学野球選手権(11月2、3日)へ向け気を引き締めた。 (中島 泉)

 ≪イケイケ野球で快勝≫九大は積極的な攻撃で西南大に連勝した。「イケイケ野球はうちの持ち味。エンドラン、盗塁など仕掛けていかないと勝負できない」と今季から指揮を執る石橋勇志監督。この日も3盗塁し、打線は10安打を放った。投げては東筑から入学した1年生サイド右腕、津野瑞貴が「今日はカットボールが低めに決まった。テンポいい投球ができた」と2番手で好投。3回から自己最長6回1/3を3安打1失点に抑え初勝利し、九大は20年秋以来4年ぶりのシーズン4勝を挙げた。

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