アルバレス 6回TKOでカーン撃破!注目の一戦は衝撃の結末
2016年05月08日 14:48
格闘技
その体格差から、一部ではミスマッチともささやかれたが、初回はラウンド前半にカーンが右をヒットさせ、後半はアルバレスが左フックで応戦するという互角の展開。2回はカーンが持ち味のスピードを生かし、アルバレスにミスブローを誘発させた。しかし、4回からはアルバレスのプレッシャーが強くなり、徐々にカーンは劣勢に立たされる。
フィニッシュは衝撃的だった。6回、アルバレスの大きく振った右がカーンの顎をヒット。操り人形のように脱力したカーンはダウン時に後頭部をキャンバスに強く打ちつけ、完全に戦闘能力を失った。レフェリーは即座に試合をストップ。アルバレスは心配そうにカーンの様子を伺ったが、英国人は試合後に自身のツイッターで無事であることをアピールした。
ボクシングファン注目の一戦で、見事なKO勝ちを収めたアルバレスの戦績はこれで50戦48勝(34KO)1敗1分。試合後には「グローブをはめて、いま戦おうぜ」と暫定王者のゲナンジー・ゴロフキン(34=カザフスタン)を挑発した。一方、カーンの戦績は35戦31勝(19KO)4敗。