三浦“ボンバーレフト”サク裂!再起戦鮮やか1回KO勝ち
2016年05月08日 05:30
格闘技
前WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(帝拳)が豪快KOで再スタートを切った。米ラスベガスでバルガス(メキシコ)にKO負けした昨年11月以来の再起戦で1回KO勝ち。顔面への左ストレート一発で2階級上のフィリピン人選手にテンカウントを聞かせ“ボンバーレフト”健在を示した。
バルガス戦は日米で年間最高試合に選出されたが「やっぱり現役選手は勝たないといけない」と痛感した。従来の単身赴任から「負けたことで離れている意味がなくなった」と故郷・秋田に住む妻子を東京に呼び寄せて同居。「家事を任せて練習以外は休むことができた」とボクシングにより集中する環境が整った。
バルガス戦の反省を生かし、ディフェンスを意識しながらコンパクトにパンチを振るった。世界再挑戦はバルガスの初防衛戦(6月)の結果次第だが、「勝者に挑戦できれば最高。バルガスにリベンジしたい」と意欲的で、帝拳ジムの浜田剛史代表も「準備はできている」と合格点を与えた。