アリ氏、10日に出身地ルイビルで公葬へ クリントン元大統領が弔辞

2016年06月05日 06:23

格闘技

 3日死去したボクシングの元世界ヘビー級チャンピオン、ムハマド・アリ氏の公葬が10日に出身地の米南部ケンタッキー州ルイビルで営まれることが決まった。ビル・クリントン元大統領らが参列し弔辞を読み上げる予定。アリ氏の家族の代理人が4日の記者会見で明らかにした。死因は敗血症性ショックだった。
 代理人によると、アリ氏は呼吸器系の病気でアリゾナ州フェニックスの病院に入院、当初容体は安定していたが悪化し、家族にみとられながら3日午後9時10分に亡くなった。

 代理人はアリ氏の最期について「厳粛な瞬間だった」と振り返った。10日にルイビルでアリ氏を追悼するための行進も行われる予定で、公葬はインターネット上で公開される。

 国連の潘基文事務総長は4日、アリ氏が1970年代に国連本部を訪れ、アパルトヘイト(人種隔離政策)と人種差別撤廃を訴えたエピソードを紹介し、「平等と平和の世界チャンピオンだ」と功績をたたえる声明を出した。(共同)

おすすめテーマ

2016年06月05日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム