元ヘビー級王者クリチコ 現役引退を表明「第2のキャリアを始めたい」
2017年08月04日 09:22
格闘技
ウクライナ出身のクリチコは1996年のアトランタ五輪で金メダルを獲得。プロ転向後は2度のヘビー級王座に就いた。2006年にクリス・バードを下して2度目の王座に輝くと、その後、他団体のタイトルも統一。15年にタイソン・フューリーに敗れるまで、9年の長きに渡ってヘビー級王座に君臨した。
ラストファイトは4月に行われたアンソニー・ジョシュアとのIBFタイトルマッチ。クリチコはこの試合で無敗王者のジョシュアからダウンを奪うなど善戦したが、11回TKOで敗れ、王座返り咲きとはならなかった。最終戦績は69戦64勝(53KO)5敗。ジョシュアとの再戦も期待されたが、ウクライナの巨人はグローブを壁に吊るす決断を下した。