前王者・細川、今回も「負けられない」 元王者・太尊「いかにダサく勝つか」

2019年07月08日 14:53

格闘技

前王者・細川、今回も「負けられない」 元王者・太尊「いかにダサく勝つか」
<東洋太平洋ミドル級王者決定戦>前日計量を一発でクリアした太尊康輝(左)と細川チャーリー忍 Photo By スポニチ
 ボクシングの東洋太平洋ミドル級王座決定戦12回戦(9日、後楽園ホール)の前日計量が8日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、同級3位の細川チャーリー忍(34=金子)はリミットを400グラム下回る72.1キロ、同級9位の太尊康輝(26=角海老宝石)はリミットの72.5キロで、ともに一発パスした。
 日本男子最年長41歳2カ月でタイトルを獲得した野中悠樹(井岡弘樹)が返上した王座を懸け、前王者と元王者が激突。2月に、その野中に敗れて王座から陥落した細川は新元号「令和」初日の5月1日に約10年間交際した紫都那さん(30)と結婚したばかり。「今回は負けられない?いや、毎回負けられないと思ってますから。今回は…とかは考えていない」と言いながらも王座返り咲きへ闘志満々。KO決着に強いこだわりを持っており、「もちろん狙いますよ。早い段階で」と言い切った。

 対する太尊は17年12月に王座陥落。大阪から東京へジムを移籍して今回が復帰2戦目。正式に試合が決まったのが3週間前で、「期間は短かったけど、きっちり仕上げてきました」と自信を示した。KOに固執して敗れた反省から「ボクサーは勝ち残ってなんぼ」と考えを改め、「今回はいかにダサく勝つか。逆の発想です」と勝敗のみにこだわる姿勢を打ち出した。「タフでポテンシャルの高い選手」と細川を警戒しつつ「今まで戦ってきた相手が違う。自分は強いチャンピオンに勝って王者になった。そこは自負している」とプライドをのぞかせた。

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