ドネア陣営、自ら準備のグローブに“クレーム” 急きょ日本製に

2019年11月05日 15:16

格闘技

ドネア陣営、自ら準備のグローブに“クレーム” 急きょ日本製に
モハメド・アリトロフィーを中央に向き合う井上尚弥(左)とドネア (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝(7日、さいたまスーパーアリーナ)で、WBA&IBF同級王者・井上尚弥(26=大橋)と対戦する5階級制覇のWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)の陣営が、試合用グローブにクレームをつけるドタバタがあった。
 5日に都内のホテルで開かれた会見後に両陣営によるグローブチェックが行われたが、井上尚がグレーと黄色の日本製にすぐにOKを出したのに対し、ドネア陣営は自分たちが用意してきた米エバーラスト社製のグローブ2つにいずれも難色を示した。ドネア本人は同席せず、出席したのは父ノニト・ドネア・シニア氏やトレーナーのケニー・アダムズ氏らだったが、決勝のために急きょ同社につくらせたというオレンジ色のグローブを開封し、実際にはめたところ、中の状態が気に入らなかった様子だ。

 WBSSバンタム級トーナメント決勝はWBC同級王座統一戦、正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)―暫定王者・井上拓真(23=大橋)とのダブル世界戦として実施される。この日はウバーリと井上拓もグローブチェックを行い、ウバーリはライバル社(カナダ)製の白、井上拓は日本製の黒いグローブを使用することになったが、ドネアは試合2日前とあって新たなグローブを準備することが難しいため、ウバーリのために用意されていた赤い日本製グローブを使用することで落ち着いた。

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