拓真は14戦目初黒星…正規王者昇格ならず 最終回にぐらつかせるも無念
2019年11月08日 05:30
格闘技
▽拓真―ウバーリ戦VTR 井上拓が序盤から主導権をウバーリに握られ、大差の判定負け。鋭い踏み込みから繰り出してくる相手の左の強打に苦しみ、4回には右の打ち終わりに左ストレートを合わせられてダウンを喫した。中盤も相手のペースは変わらず、井上拓は12回に左からの連打で反撃を見せたが試合巧者のウバーリは最後まで流れを渡さなかった。
◆井上 拓真(いのうえ・たくま)1995年(平7)12月26日生まれ、神奈川県座間市出身の23歳。幼稚園からボクシングを始め綾瀬西高1年時にインターハイ優勝などアマ通算57戦52勝(14RSC)5敗。13年12月、6回判定勝ちでプロデビュー。15年7月、東洋太平洋スーパーフライ級王座獲得(防衛2)。16年9月に右甲と手首をつなぐ関節の脱臼で手術を受け、決まっていた12月の世界挑戦が中止。昨年12月、サラパット(タイ)に判定勝ちしてWBC世界バンタム級暫定王座獲得。身長1メートル64.2、リーチ1メートル63の右ボクサーファイター。