プロボクシングの第68回全日本新人王決勝戦は6日、東京・後楽園ホールで8階級が行われ、バンタム級は梅津奨利(23=三谷大和)が平井乃智(20=石田)に3―0で判定勝ちし、全日本新人王に輝いた。
立ち上がりから壮絶な打ち合い。1回にぐらつく場面もあった梅津だが、最後まで前に出続け、手を出し続けた。ジャッジ3者の採点は48―47、49―46×2。ここまで6戦6勝6KOだった梅津は「倒すところまで持っていけなかった。それが悔しい。勝つの当たり前だと思っていた。絶対に倒してやろうと思っていた」と、KO勝利を逃したことを残念がった。
それでも「会長に恩返しをする」の約束を果たし、次の目標には「まずは何らかのベルトを獲りたい」とタイトル奪取を掲げていた。