尾川 6・4に“完全アウェー”で試練の初防衛戦 相手は「ウェールズの魔術師」

2022年05月05日 05:30

格闘技

尾川 6・4に“完全アウェー”で試練の初防衛戦 相手は「ウェールズの魔術師」
敵地での初防衛戦が決まった尾川(帝拳ジム提供) Photo By 提供写真
 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)が6月4日に英カーディフで、同級3位ジョゼフ・コーディナ(英国)と初防衛戦を行うことが決まった。帝拳ジムおよび尾川が契約を結ぶ英プロモート大手マッチルーム社が4日、発表した。試合はDAZNが全世界規模で生中継する。
 16年リオデジャネイロ五輪出場などアマ経験が豊富なコーディナは「ウェールズの魔術師」の異名を取る無敗の技巧派で、カーディフ出身。昨年11月に米ニューヨークで行われた王座決定戦を制し、悲願の戴冠を果たした尾川にとっては2戦連続の海外試合で、“完全アウェー”で試練の初防衛戦となる。

 尾川はジムを通じ、「いよいよイギリス進出です。世界王者だからこそ世界のいろいろなところで戦えるのであって、そこをモチベーションに頑張る」と頼もしいコメント。コーディナを「オーソドックスで派手なスタイルではない」と分析し「海外で防衛して日本人の強さを証明してきます」と宣言した。

 ≪英国は初≫初防衛戦を敵地で戦う日本人世界王者は尾川で7人目。過去の防衛成功は13年8月にWBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(帝拳)がメキシコ・カンクンでトンプソンに判定勝ちした1例のみで、ファイティング原田、海老原博幸らも敗れている。日本人王者が初防衛戦で英国へ乗り込むのは初。

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