ドネア「キャリア最大の一戦」尚弥「目標へ向けた通過点」ともに4団体統一戦へ意欲

2022年06月03日 13:47

格闘技

ドネア「キャリア最大の一戦」尚弥「目標へ向けた通過点」ともに4団体統一戦へ意欲
会見を終えて記念撮影に臨むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(左)とWBC世界同級王者ノニト・ドネア(代表撮影) Photo By 代表撮影
 【ボクシング・世界バンタム級3団体王座統一戦   WBAスーパー&IBF&WBO王者・井上尚弥<12回戦> WBC王者ノニト・ドネア ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )】 バンタム級3団体統一戦の最終記者会見が3日、横浜市内で開かれた。2年7カ月ぶりに再戦するWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(29=大橋)とWBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が、それぞれのベルトを前に意気込みを語った。井上は「目の前に3本のベルトが並ぶとよりモチベーションが高くなる」と闘志をかき立てられた様子だった。
 再戦について両者は「彼を既に知っているというのは気持ちを高めるし、彼を知っていることは私に有利になる」(ドネア)、「12ラウンドを経験して自分にプラスしかないと思っている。再戦は自分にとってプラスの一戦になると思っている」(井上)とコメント。今回の試合の意味合いについては、ドネアが「私のキャリア最大の一戦になると確信している。私が達成していない4団体統一に近づける、大きな意味のある試合」と答えたのに対し、井上は「バンタム級での4団体統一へ大事な一戦になるし、目標へ向けて通過点に過ぎない一戦と思っています」と話し、違いが現れた。

 この試合で3本のベルトが統一すれば、両者ともにWBO王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦へ向かいたい意向。井上は「この試合に無事に勝つことができれば年内にも4団体統一へ向けて試合をしたい」と意欲。ドネアとバトラーをプロモートするリチャード・シェーファー氏は「4団体統一は選手だけでなく全プロモーターの最終目標。そういった戦いを実現させるためにも、4団体統一戦は必ず実現させたいと思っている」と約束した。

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