尚弥「再戦は自分にとってプラス」 ドネア「自分が最強と念じている」最終記者会見の一問一答

2022年06月03日 14:31

格闘技

尚弥「再戦は自分にとってプラス」 ドネア「自分が最強と念じている」最終記者会見の一問一答
会見を終えて記念撮影に臨むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(左)とWBC世界同級王者ノニト・ドネア(代表撮影) Photo By 代表撮影
 【ボクシング・世界バンタム級3団体王座統一戦   WBAスーパー&IBF&WBO王者・井上尚弥<12回戦>WBC王者ノニト・ドネア ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )】 バンタム級3団体統一戦の最終記者会見が3日、横浜市内で開かれた。2年7カ月ぶりに再戦するWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(29=大橋)とWBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が、それぞれのベルトを前に意気込みを語った。
 代表質問と応答は以下のとおり。

――現在の心境を。

 ドネア「現在は感謝の気持ちでいっぱい。この再戦を迎えられること、井上選手が試合を受けてくれたこと、日本で温かく迎えてもらえたこと、全てに感謝している。コンディションも何も問題なく、自信にあふれている」

 井上「こうして2年7カ月ぶりにまたドネアとの再戦が決まり、自分自身非常にワクワクしていますし、こうして目の前に3本のベルトが並ぶと、よりモチベーションも高くなります。1戦目と違う心境というと、一度手を合わせているということ、そこは6月7日に、自分自身凄く楽しみにしていますし、自分もファンもみんな楽しみな日になると思います。自分はそう思っています」

――あと4日間、どうやって過ごすか。

 ドネア「今まさに大変高いモチベーションでこの日を迎えているので、これから4日間も同じ気持ちを維持していくと思っている。現在、迷走している時にも“自分が最強だ、自分こそが統一王者にふさわしい男だ、私がチャンピオンだ”、そういうことをずっと念じているので、これから4日間、その気持ちを維持して当日に向かいたい」

 井上「ここまで来たらやるべきことは6月7日に向けてイメージをより高めて、自分自身の気持ちを上げていくことだと思うので、やることはもう少ないですけど、イメージをより高く、当日へ持っていくことが大事だとおもいます」

――再戦の難しさは感じているか。

 ドネア「まったくありません。今は興奮している、ワクワクしている状態です。彼を既に知っていることも自分の気持ちを高めてくれますし、彼がどれだけ素晴らしい選手か知っていることも当日へ向けて楽しい試合になると思っている」

 井上「自分もドネアとの12ラウンドの戦いを経験して、自分にはもうプラスの面しかないと思っているので、この再戦は自分にとってプラスな一戦になっていると思います」

――この試合の意味合い、試合の鍵は。

 ドネア「今現在、大変モチベーションも高く、たくさんの思いを抱えていますけども、これこそが私のキャリア最大の一戦になる気がしていますし、この試合に勝つことで私がまだ達成していない4団体統一王者という目標に近づける、本当に大きな意味合いのある試合だと思っています」

 井上「バンタム級の4団体統一へ向けてまず大事な一戦になりますし、4団体統一という目標に向けて、自分の中では通過点にしか過ぎない一戦だと思っています」

――両プロモーターはこの試合の意味合いをどう考えるか。

 ドネアをプロモートするリチャード・シェーファー・プロベラム代表「幸運なことに、私はこれまでのキャリアでたくさんのビッグマッチのプロモーションをしてきた。しかし、このノニト・ドネアという選手のプロモーションをさせていただけるというのは何よりも大きなことであり、喜びであります。ドネア選手は5階級制覇だけでなくチャンピオンベルトを何十回も獲得しているし、生きた伝説であるドネア本人が自分自身のキャリア最大の試合と言うことが、何よりもこの試合も大きさを物語っていると思う。パウンド・フォー・パウンドの2人が向かい合うこの試合、そして2人とも共通に4団体統一という夢を持った選手です。その戦いをこの目で見られることをうれしく思っています」

 大橋ジム・大橋秀行会長「この試合はベルトを3つ取って、4団体統一にリーチがかかる、本当に大きな試合になると思います。本人が違うノニト・ドネアが来ると言っていたとおり、自分も違うノニト・ドネアだと思っている。本当に凄い試合になると思うが、井上尚弥選手も今回に限らず、ずっとすさまじい練習を続けているので、必ずいい試合をして3団体を取って、次の4団体統一へ向けて必ずやってくれると信じている」

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