那須川天心 「別に勝者とか敗者とかそういう試合じゃない」と武尊との“世紀の一戦”を振り返る
2022年07月14日 07:00
格闘技
昨年12月の対戦発表記者会見で武尊と対峙した時に久々に不安だったことを明かした。「ずっと勝てると思ってたんですけど、“わ!強そうだな!”というちょっとした不安ありましたね。”負けるかも!”とかやっぱり考えたりするんですよね。だから “全部集中しよう”みたいな」と当時の気持ちを回顧した。
しかし大会1カ月前に行われたRISEメンバーでの合同合宿が終わった頃にはその不安は一切消えたという。「そこからの1カ月は勝つプラス倒すでした。色んな予想してましたけど俺は倒そうと思っていた」と倒すつもりで日々の練習に取り組んでいた。そしてABEMAの試合直前番組での勝利予想投票で7割が武尊だったことについても「僕の中では“よし!試合を待っとけ!”とずっと思ってました」と自信に満ちあふれていたようだ。
試合は那須川が1Rにカウンターの左フックでダウンを奪い、武尊を判定で下して無敗のままキックボクシングラストマッチで有終の美を飾り、リング上で涙を流した。「あの日は俺が勝っただけであって別に勝者とか敗者とかそういう試合じゃないし、お互いが主人公であって勇者だと思いますよ」と改めて特別な試合だったことを口にした。動画では今だから話せる武尊へのライバル心などについても語っている。