田中教仁はWBCミニマム級王者パンヤに判定負け タイでの世界戦で日本人初勝利ならず

2022年08月31日 21:46

格闘技

田中教仁はWBCミニマム級王者パンヤに判定負け タイでの世界戦で日本人初勝利ならず
計量を終えた田中(右)とパンヤ(三迫ジム提供) Photo By 提供写真
 【プロボクシングWBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 ( 2022年8月31日    タイ・ナコンラチャシマ )】 敵地タイで2度目の世界挑戦となったWBCミニマム級14位の田中教仁(37=三迫)は王者パンヤ・プラダブシー(31=タイ)に0―3で判定負けした。日本ボクシングコミッション(JBC)公認のタイでの世界戦で日本人選手は26敗1分けとなった。元日本同級王者の田中は20勝(10KO)9敗。3度目の防衛に成功したパンヤは39勝(23KO)1敗。
 田中は試合開始から前へ出てワンツー、フック、ボディーを振るい続けた。だが、リーチで勝るパンヤはジャブで突き放し、タイミング良くボディーやアッパーをクリーンヒットさせてポイントを稼ぎ、連打を許さなかった。公開採点は4回終了時がジャッジ3人とも39―37で、8回終了時は79―73、78―74、77―75。田中は8、9回と疲れた王者を攻め立てたが、10回はパンヤが右を立て続けに決めて踏ん張り、田中が攻勢に出た11、12回もたびたびカウンターを決めて流れを明け渡さなかった。採点は119―109、118―110、116―112で、いずれもパンヤを支持した。

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