矢吹 再起の7回TKO完勝、拳四朗戦から半年「負けたら引退と思って。勝てて良かった」

2022年09月11日 05:30

格闘技

矢吹 再起の7回TKO完勝、拳四朗戦から半年「負けたら引退と思って。勝てて良かった」
7回TKOで再起した矢吹正道とラウンドガール Photo By スポニチ
 【50キロ契約10回戦   〇矢吹正道 7回1分19秒TKO タノンサック・シムシー● ( 2022年9月10日    三重・四日市市総合体育館 )】 プロボクシング前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(30=緑)がWBO世界同級4位タノンサックを7回TKOで下し再起した。3月に寺地拳四朗(BMB)との再戦に敗れてから約半年。「負けたら引退と思って背水の陣で練習してきた。KOで勝てて良かった」としみじみ語った。
 2回にダウンを奪って優勢ながら3回に相手の左を腰付近に受け、骨盤右側に強烈な痛みを感じた。「インターバルも椅子に座らないでおこうかと思うぐらい。バックステップも力が入らない」。ロープやコーナーを背負いながらも6、7回と好機で連打をまとめてストップ勝ち。1勝1敗の拳四朗との対戦について問われ「自分が挑戦者だと、やってくれないと思う。チャンピオンになって統一戦で対戦したい」と話し、まず王座返り咲きを目指す。

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