入江聖奈 現役ラストの大会を両親も観戦「私もすごくうれしい」

2022年11月26日 15:35

格闘技

入江聖奈 現役ラストの大会を両親も観戦「私もすごくうれしい」
<全日本ボクシング選手権 女子フェザー級準決勝>日体大の応援席にガッツポーズする入江(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 ボクシングの全日本選手権第4日は26日、東京・墨田区総合体育館で女子6階級、男子11階級の準決勝が行われ、女子57キロ級では東京五輪女子フェザー級金メダリストの入江聖奈(日体大)が美坂穂香(チャンプスポーツ)に1回1分36秒RSC勝ちし、27日の決勝に進んだ。
 昨夏の東京五輪は無観客開催だったが、今大会は有観客。入江にとって現役最後の大会とあって両親も観戦に訪れた。入江は「両親はオリンピックも生で見ることができなかったので、私もすごいうれしいです、両親に見てもらえて」と笑顔を見せ、「日本一しか狙っていないので、もちろん日本一を獲りに行きます」と気合を入れた。

 卒業後は大好きなカエルを研究するため、東京農工大大学院に進学する。日体大ボクシング部の主将として臨む最後の大会でもあり、「日体大の部員が大好きですし、一人でも多く勝ってほしい」と、ギリギリまでチームの仲間に声援を送った。また、自分の試合直後には、日体大対決となった松持亜実と吉澤颯希(さつき)の準決勝を「やはり同期の絆があるので」と松持サイドで応援した。

 結果は1学年下の吉澤が勝利。27日の決勝で対戦することが決まった。入江は「(吉澤)颯希はパリ五輪も狙っている選手だと思うので、後輩へのバトンタッチをしっかりして、先輩っぽく試合したい。フェザー級を継いでもらわないといけないので。試合の中で伝えれるものは伝えて、でも、勝ちは譲らずに有終の美でいきたいと思います」を、24年パリ五輪を目指す後輩の“壁”となることを誓った。

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