武藤 新日ラストマッチで掟破りムーンサルト未遂も シャイニングウィザードで勝利アシスト
2023年01月05日 04:40
格闘技
2月に引退するため、この日が新日本での最後のバトル。花道に姿を見せた瞬間、割れんばかりの「武藤コール」が起きた。かつての付け人・棚橋、若手期待の海野翔太と組んで、人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」との初遭遇。相手の連係に苦しむ場面もあったが、最後は必殺シャイニングウィザードで海野のフォールをアシスト。「必死だったので、あっという間に終わったよ」と感想を述べる一方で「猪木さんの追悼大会なので本当はインディアンデスロックとか得意なのでやりたかった。でも、そういう余裕を与えてくれなかった。せっかちなプロレスして…」と後輩を戒める場面もあった。
主力選手の大量離脱で危機に直面した新日本。当時はグリーンボーイだったが猪木さんに抜てきされ、同期の橋本真也、蝶野正洋と「闘魂三銃士」として90年代の黄金期に大きな輝きを放った。02年に新日本を退団。それでも古巣のマットで存在感を示し「(引退試合の舞台の)東京ドームだから感触を確かめたかった。いい形で吸収することができたよ」。プロレスマスターらしく老かいさは健在だった。