WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆「格の違いを見せて勝つ」挑戦者の900gアンダーは「純粋に驚いた」

2023年01月05日 17:19

格闘技

WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆「格の違いを見せて勝つ」挑戦者の900gアンダーは「純粋に驚いた」
<ボクシング前日計量>計量を終えポーズをとる谷口将隆(右は亀田興毅氏) (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 プロボクシングのダブル世界戦(6日、エディオンアリーナ大阪)の前日計量と記者会見が5日、大阪市内にホテルで行われた。2度目の防衛戦に臨むWBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(28=ワタナベ)がリミットの47・6キロで計量をクリアしたのに対し、挑戦者で同級2位のメルビン・ジェルサエム(28=フィリピン)は900グラムも軽い46・7キロ。谷口は「純粋に驚きました」と目を丸くしながら「でも、顔色は悪くないし、コンディションも悪くないと思う」と分析した。
 自身も減量は決して楽ではないが、2日前に1度、制限体重まで落ちるなど、体調的には昨年4月の初防衛戦以上の手応えがある。「(挑戦者は)前評判も高く、強いのは重々承知している。お互いに良いコンディションで良い試合ができるのは楽しみ。僕がチャンピオンとして格の違いを見せて勝ちます」と自信をにじませた。

 地元の関西での試合は17年7月以来、5年3カ月ぶり。世界王者としての凱旋だが、気負いはない。「初防衛戦で(対戦相手の体重超過という)アクシデントもある中で、それを乗り越えて心が安定している。自分は挑戦よりも守る方が性に合っているのかも」と余裕の表情でコメント。ダブル世界戦のメーンは谷口だが、同じジムの重岡銀次朗(23)の世界初挑戦の方が注目を集めていることも自覚している。直近の2戦はともに11回TKO勝ちも「あすはバチバチの判定ですよ。地味に」と控えめ。一方で「面白い試合を見せたい。テクニックとかディフェンスとか“これが本物”というのを見せられたら」とプライドものぞかせた。

 興行を主催する3150FIGHTの亀田興毅ファウンダーはV2戦の結果次第で、さらに大きな舞台を用意することを約束している。谷口は「ここで勝てば明るい選択肢が増えると思うので、内容も結果も伴った勝ち方したい」。他団体王者との統一戦や2階級制覇に向け、「ベストの選択をしたい。まずは足元の試合をしっかり勝つこと」と表情を引き締めた。

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