大混乱…裁定変更!重岡銀次朗“人生無敗”継続も世界王座奪取ならず涙 ドロー→IBFルールで無判定試合
2023年01月06日 19:40
格闘技
ジュニア時代は小5から中3までU15全国大会5年連続優勝など約40戦無敗、アマでは高校5冠など57戦56勝1敗、プロでも8連勝。アマ時代の1敗は兄の前日本ミニマム級王者・優大との兄弟対決を避けるための棄権で、事実上の無敗は世界戦の舞台でも継続したが、ベルトには届かなかった。
無敗のプレッシャーがなかったわけではない。「勝って当たり前と言われてきた。そのプレッシャーが自分をここまで強くしたと思う」。勝ち続けているからこそ、目標を高く置き、自身を追い込んできた。世界初挑戦へ向けて重視したのも王者対策ではなく、ボディー以外の左を磨くことだった。「試合直前になるとやりたいことが見つかる。試合が終わってからでは遅い。今すぐやりたい、試したいと」。先月29日でスパーリングを打ち上げたが、試合3日前までマスボクシングで調整。町田主計トレーナーも「減量疲れがある中で足も良く動いて、攻防の一体感が見られた」と自信を示していた。
プロ9戦目での世界初挑戦も、デビューからは4年3カ月かかった。19年の大みそかから、1年7カ月ものブランク。新型コロナウイルスの感染拡大で興行の数が減っただけでなく外国人選手が来日できなくなり、元々強すぎて日本人選手から対戦を避けられる重岡は試合を組めなかった。「あの時期が一番荒れていた。世界戦ができると思っていたのに、もうやめようかと」。支えになったのは、兄・優大が黙々と練習に取り組む姿だ。「自分が強くなることだけを考えて打ち込んだ」。ともに世界を目指す兄弟で苦境を乗り越え、精神的に強くなった。
IBFのベルト奪取を機に、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高が持つ13連続世界王座防衛の日本記録更新や、統一王者を目指すはずだった。だが、通過点と位置づけた最初の世界挑戦はまさかの結末となった。
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