4団体王座統一の井上尚弥、地元座間市でのパレードは断る「小っ恥ずかしいんで」

2023年01月14日 14:04

格闘技

4団体王座統一の井上尚弥、地元座間市でのパレードは断る「小っ恥ずかしいんで」
兄弟世界王者を誓う井上拓(左)、井上尚(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 プロボクシングの前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)と弟の元WBC世界同級暫定王者・拓真(27=同)が14日、地元の神奈川県座間市で「ざま井上兄弟ファンミーツ」に出席した。同市の佐藤弥斗市長は昨年7月の栗生イベントで、尚弥が4団体王座統一に成功した場合に市内パレードを実施する可能性に言及。実際に打診したものの、尚弥が断ったことが分かった。
 実施する場合はこの日、市内の立野台小から市役所付近までパレードする計画だったそうで、尚弥は「小っ恥ずかしいんで、このぐらい(のイベント)にしてくれと。どんな顔してパレードすればいいんですか…」と明かした。市長は「当然やるつもりで口説いているんですけど、シャイなので…」と未練を口にしたが、尚弥は「パレードはきついっす。手は振れないです」と苦笑い。今年、拓真との兄弟同時世界王者が実現した場合についても「いや、恥ずかしいですね」と消極的で、拓真も「自分も恥ずかしいタイプなんで」と答えた。尚弥は「需要あるんですか、パレードをやって?」と問いかけ、五輪のメダリストらが地元で開催していると聞いても前向きにはなれない様子だった。

 それでも、この日のイベントではトークセッション、地元の子供たちによる歓迎ダンスの披露、出身校である栗原中の生徒が作成した4団体王座統一を祝う横断幕の披露などで久しぶりにファンと交流。13日付でバンタム級4王座の返上を発表し、今年は1階級上のスーパーバンタム級に挑戦する尚弥は「コロナの制限も緩くなってきて、交流できるうれしさを感じた。より一層気持ちが高まった」と喜び、拓真も「こんなに多くの方が足を運んでくれたのは凄くうれしい。より一層結果を出さないといけないと感じた」と話した。

おすすめテーマ

2023年01月14日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム