【RIZIN】ブアカーオVS安保瑠輝也 新旧Kー1王者対決は判定でも決着つかず引き分け

2023年05月06日 18:52

格闘技

【RIZIN】ブアカーオVS安保瑠輝也 新旧Kー1王者対決は判定でも決着つかず引き分け
安保(左)とブアカーオの激しい打ち合い蹴り合いは引き分け(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【RIZIN.42   ブアカーオ・バンチャメークー安保瑠輝也 ( 2023年5月6日    有明アリーナ )】 格闘技イベント「RIZIN.42」が6日、東京・有明アリーナで開催された。第10試合のキックボクシング70キロマッチは、元K―1 MAX世界王者のブアカーオ・バンチャメーク(旧・ポー.プラムック/タイ)と元K―1スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)の新旧K―1王者対決は判定で決着つかず引き分けに終わった。
 試合は安保が1Rから積極的に攻撃を打ち込んだ。しかし2R以降はブアカーオが1Rに続いて圧力をかけながらミドルキックとテクニックでペースを握り始める。3Rは安保のスピードが落ちる中でブアカーオも攻めきれず試合終了。判定は2人が30―30、1人が29―29と3人とも引き分け。判定で決着つかず延長ラウンドも用意されていなかったため、ドローに終わった。

 ブアカーオは、日本人初K―1世界王者である魔裟斗のライバルでもあり04年、06年と元K―1 MAX世界王者に輝いている日本でも馴染みのあるレジェンドファイター。旧K―1が消滅後も戦いを続けていたブアカーオは、16年に初代Kunlun Fightムエタイ世界ミドル級王座を獲得した。

 昨年8月には18年ぶりにムエタイの聖地であるラジャダムナンスタジアムに登場。サッカー元日本代表FW三浦知良の次男である孝太とエキシビションマッチで対戦して、圧倒的な攻撃力を披露。試合は3回レフェリーストップでブアカーオに軍配があがった。

 その後、9月に素手ボクシングの「ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)」では左右のボディーブローで相手をもん絶させて、1回KO勝利を飾っていた。10月にはK―1 MAXでも活躍していた佐藤嘉洋とエキシビジョンマッチで衝撃的なTKOを見せつけて、日本で戦っていた時代と比べても体に衰えはなかった。

 安保は、現体制のK―1で活躍して、ベルトも巻いた上で今年2月にK―1と契約満了。2月19日には「BreakingDown7」(幕張メッセ)に参戦し、元K―1ヘビー級トップファイターのシリル・アビディにKO勝利を収めた。そして満を持してRIZINに初参戦する。キックボクシングの公式戦は昨年6月の「THE MATCH」で山田洸誓に判定勝利して以来となる。

 RIZIN初参戦で“レジェンド”のブアカーオとの対戦に「見ていてつまらない試合には絶対にならない」と口にしていた。「子供の頃から憧れていたヒーローのブアカーオ選手と試合ができる。やってきたことを出せるのが楽しみで仕方ない」と憧れの存在を超える事はできなかった。

 ▼安保瑠輝也 本当に情けない。大口をたたけるのは有言実行ができるヤツと思っているので、結果が伴わなくて…。きょうは自分の負けです。ブアカーオは百戦錬磨で効いているとは思うけど表情をひとつ変えず、ずっと前に出てくる。魔裟斗さんが戦前におっしゃっていた展開になった。(試合前に)賛否両論を起こすようなことを言ってきたけど、会場で温かい声を聞けてうれしかった。(総合は面白くない発言)僕が間違っていました。自分に負けたと思っている。死人に口なしで、今は何もないです。出直します。世界にいける実力はあると思っているけど、こんなんじゃ、ダメですね。(ブアカーオは)とにかくタフさ、異常でしたね。

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