シーサー皆川 再起戦で判定勝ち ブランク7年も「日本王者になれること証明した」

2023年06月03日 23:40

格闘技

シーサー皆川 再起戦で判定勝ち ブランク7年も「日本王者になれること証明した」
判定勝ちに笑顔の皆川(右) Photo By スポニチ
 プロボクシング68キロ契約6回戦が行われ、シーサー皆川(30=平仲BS)が1月以来の再起戦で負傷判定勝ちを飾った。
 「1ラウンドに自分の距離をつかむまでは不安で怖かった」としながら、全日本ウエルター級新人王の松野晃汰(21=神奈川渥美)から2回に左フックでダウンを奪うなど、危なげない試合を見せた。ノーモーションの左を当て続けポイントをかせぎ「自信を取り戻すために練習してきた。この試合で勝てて大きな自信になりました」と大粒の汗を拭った。

 日大時代は国体優勝も経験。全日本選手権でも準優勝に輝くなどアマ戦績は87戦70勝(36RSC)17敗の戦績を誇る元トップアマ。それでも卒業後は一般企業に就職し、21年に29歳でプロデビューした。現在は夫人の故郷・沖縄県を拠点に活動し「無駄な努力を削って勝つためだけの練習をしている。今は大学時代のボクシングを超えた」と円熟味を増したスタイルでブランクを埋めようと努力する。

 最大90キロあった体重も、沖縄料理を食べ約20キロの減量に成功。「ブランクがあっても日本チャンピオンになれること証明したい。(平仲)会長にベルトを渡して恩返ししたい」と皆川。元WBA世界スーパーライト級王者の平仲明信会長は「今までの皆川の試合でいちばん良かった」と手放しで愛弟子を称賛した。

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